令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問題 問49
テクノロジ開発プロセスアジャイル開発(スクラム・XP・リーン)
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。
ここで,図中の破線は予定又は予想を,実線は実績を表す。

図の説明テキスト
アからエまでの選択肢に対応する4つのグラフのセット(破線は予定又は予想、実線は実績)。
アのグラフ: 縦軸が「残作業量」、横軸が「時間」。破線は右肩下がりの直線で、実線はそれに沿うように変動しながら減少している。
イのグラフ: 縦軸が「発生不具合数」、横軸が「時間」。破線・実線ともにU字型の曲線を描いている。
ウのグラフ: 縦軸が「累積バグ数」、横軸が「時間」。破線・実線ともに右肩上がりに上昇し、その後水平に近づき飽和する曲線。
エのグラフ: 縦軸が「要員数」、横軸が「時間」。破線・実線ともに階段状に増減する折れ線グラフ。
解答・解説
正解: ア. 縦軸: 残作業量,横軸: 時間
アジャイル開発(特にスクラム)において、スプリントなどのイテレーション内の進捗状況を視覚的に把握するために用いられるのがバーンダウンチャートです。
バーンダウンチャートは、縦軸に残作業量(タスクの数や見積り時間など)、横軸に時間(日数など)をとり、時間が経過するにつれて残作業量がゼロに向かって減っていく様子(予定と実績)を折れ線グラフで表します。
選択肢アのグラフは、縦軸が「残作業量」、横軸が「時間」となっており、破線(予定)に沿って実線(実績)が右肩下がりで減少しているため、バーンダウンチャートに該当します。
各選択肢の解説
- ア: 正解。縦軸に残作業量、横軸に時間をとり、作業の消化状況と残りの作業量を表しているため、バーンダウンチャートです。
- イ: 縦軸に発生不具合数をとり、時間経過に対する不具合の発生傾向(初期に多く、その後安定し、末期に再び増加するバスタブ曲線のような形状)を表しており、バーンダウンチャートではありません。
- ウ: 縦軸に累積バグ数をとり、テスト工程などにおいて時間が経過するにつれてバグが摘出され、最終的に飽和していく様子(信頼度成長曲線)を表しており、バーンダウンチャートではありません。
- エ: 縦軸に要員数をとり、プロジェクトの各期間において必要な人員の増減を階段状に表した要員計画などのグラフであり、バーンダウンチャートではありません。