令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問22
テクノロジネットワークTCP・UDP・IP層の制御
UDPを使用しているものはどれか。
解答・解説
正解: イ. NTP
トランスポート層のプロトコルには、通信の特性に応じて主に TCP と UDP の2種類が使い分けられます。
- TCP (Transmission Control Protocol): 通信の信頼性を重視し、パケットの到達確認や再送制御を行うことでデータが確実に届くことを保証します。
- UDP (User Datagram Protocol): 通信の速度や効率を重視し、再送制御などを行わないためオーバーヘッドが少なく、リアルタイム性が求められる通信や、少量のデータのやり取りに適しています。
NTP (Network Time Protocol) は、ネットワーク上の機器間で時刻を同期するためのプロトコルです。定期的に少量の時刻データを送受信するだけであり、通信のオーバーヘッドを抑える必要があるため UDP が使用されます。
各選択肢の解説
- ア FTP (File Transfer Protocol): ファイル転送を行うプロトコルです。データの欠損を防ぎ、確実にファイルを転送する必要があるため、TCP を使用します。
- イ NTP: ネットワーク時刻同期を行うプロトコルです。前述の通り、UDP を使用します。(正解)
- ウ POP3 (Post Office Protocol version 3): 電子メールを受信するプロトコルです。メールデータを確実に受信する必要があるため、TCP を使用します。
- エ TELNET: コンピュータを遠隔操作するためのプロトコルです。入力したコマンドやその実行結果を確実にやり取りする必要があるため、TCP を使用します。