令和3年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午後Ⅱ 問題 問2 製品物流システムにおける量販店チェーンとの取引形態とデータモデル設計

学習ガイド

市販薬メーカにおける量販店チェーン専用の製品物流システムの開発をテーマにした問題です。複雑な顧客の組織階層や、梱包方法の指定に応じた物流プロセスの違いを正しく概念データモデルと関係スキーマに反映できるかが問われます。まずは業務の流れと各組織の役割を丁寧に整理し、情報の粒度を把握します。その上で、業務要件の追加による設計変更の意図を汲み取り、エンティティの分割とリレーションシップの再構築を行うアプローチを学びます。

この記事で押さえる論点

  • 顧客の組織階層と、受注から出庫、梱包へと至る物流プロセスの関係を整理して説明できる
  • 店舗別や商品カテゴリ別といった梱包の業務ルールの違いが、データの構造に与える影響を述べられる
  • エンティティ間のスーパタイプとサブタイプの関係を見極め、適切なリレーションシップと属性を配置できる
  • 新たな業務要件に伴うエンティティの分割の意図を理解し、既存の参照関係をどのように修正するかを説明できる

問題本文

問2 製品物流業務に関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。

E社は中堅市販薬メーカである。E社の顧客には,医薬品卸業と医薬品の量販店チェーンがある。以前は医薬品卸業が主な顧客であったが,近年は量販店チェーンとの取引が増えている。両者の取引のやり方は大きく異なるので,今回量販店チェーン専用のシステムを開発することにして,概念データモデル及び関係スキーマを設計した。

〔設計の前提となる業務〕

  1. 社内の組織の特性
    (1) 物流拠点
    ① E社の製品物流の拠点であり,商品の在庫,梱包,出荷などの機能をもつ。
    ② 物流拠点は,全国に6拠点あり,物流拠点ごとに複数の配送地域をもつ。
    (2) 配送地域
    ① 物流拠点から顧客の納入先へ,1台のトラックで1日に配送できる範囲の地域であり,配送地域コードによって識別し,配送地域名をもつ。
    ② 配送地域は,隣接する複数の郵便番号の地域を合わせた範囲に設定している。一つの郵便番号の地域が幾つかの配送地域に含まれることはない。

  2. 顧客の組織の特性
    (1) チェーン法人
    ① 量販店チェーンとは,ブランド,外観,サービス内容などに統一性をもたせて多店舗展開している医薬品の小売業であり,全国又は一部地方に集中して店舗展開している。
    ② チェーン法人はその法人であり,チェーン法人コードによって識別する。
    (2) チェーンDC(DCは,物流センタの英語 (Distribution Center) の頭文字)
    ① 量販店チェーンの物流センタである。チェーンDCコード及びチェーンDC名を顧客から知らされ,立地するE社の配送地域を設定して登録し,チェーン法人コードとチェーンDCコードによって識別する。
    ② チェーンDCは,次に記すチェーン店舗の注文をまとめてE社を含む仕入先に発注(E社にとっての受注)する。
    ③ E社は,受注した商品の全てを受注したチェーンDCに対して納入する。
    ④ チェーンDCは,E社を含む仕入先から納入を受けた商品をチェーン店舗に配送する役割を果たしている。
    (3) チェーン店舗
    ① 量販店チェーンの個々の店舗である。チェーン店舗コード及びチェーン店舗名を顧客から知らされて登録し,チェーン法人コードとチェーン店舗コードによって識別する。
    ② チェーン店舗は,いずれか一つのチェーンDCに属している。チェーンDCには,通常数十から百数十のチェーン店舗が属している。

  3. 商品の特性
    (1) 商品
    ① E社が製造販売する医薬品であり,商品コードによって識別する。
    ② 商品には,PB商品とNB商品があり,流通方法区分で分類している。
    ・PB商品は,E社と特定の量販店が協業する量販店独自ブランドの商品である。E社が広告宣伝費を掛けない代わりに,量販店に低価格で販売することができる商品である。PB商品は,どのチェーン法人のものかをもつ。
    ・NB商品は,E社が製造するメーカブランドの商品である。E社が広告宣伝費を掛けて消費者の認知を形成する商品である。NB商品は,売上金額のランクをもつ。
    ③ 商品の外観を荷姿と呼ぶ。荷姿にはケースとピースがある。荷姿は荷姿区分によって識別する。
    ・商品ごとに定まった数で箱詰めしたものをケース,ケースを開梱し,箱から出した一つ一つのものをピースと呼ぶ。
    ・商品ごとに,ケースに入っているピースの数を表す入数をもつ。
    (2) 商品の製造ロット
    ① 商品ごとの製造単位である。製造ロットには,商品ごとに昇順な製造ロット番号を付与している。
    ② 製造ロットには,いつ製造したか分かるように製造年月日を,いつまで使用できるか分かるように使用期限年月を記録している。

  4. 締め契機
    ① E社では受注を随時受け付けているが,受注後すぐに出荷するのではなく,受け付けた受注を締めて出荷指示を出すタイミングを定めている。このタイミングを締め契機という。
    ② 締め契機は,平日に1日5回,土曜日に1日3回,時刻を定めて設けており,年月日とその日の何回目の締めかを示す“回目”で識別している。
    ③ チェーン法人ごとに適用する締め契機は,チェーン法人と協議の上で,週3回程度に設定している。

  5. 物流拠点の在庫
    E社では,在庫を引当在庫と払出在庫で把握している。
    ① 引当在庫は,物流拠点,商品,製造ロットの別に,その時点の在庫数,引当済数,引当可能数を記録するもので,商品の引当てに用いる。
    ② 払出在庫は,物流拠点,商品,製造ロット,荷姿の別に,その時点の在庫数(荷姿別在庫数)を記録するもので,商品の出庫の記録に用いる。

  6. 引当てのやり方
    ① 古い製造ロットの商品から順に引き当てる。
    ② 顧客によっては,ロット逆転禁止の取決めを交わしている。ロット逆転禁止とは,チェーンDCごとに,前回納入した製造ロットより古い商品を納入することを禁じることである。この取決めを交わしていることは,チェーン法人ごとに設定するロット逆転禁止フラグで判別する。ロット逆転禁止の取決めを交わしている顧客の場合,チェーンDCと商品の組合せに対して,最終で引き当てた製造ロット番号を記録する。
    ③ 引当ては,同じ締め契機の受注について,早く入った受注から順に行う。

  7. 出庫のやり方
    ① E社では,出庫を種まき方式で行っている。一般に種まき方式とは,行き先にかかわらず同じ品をまとめて出庫し,それを種に見立てて行き先別に仕分けることを品ごとに行うやり方である。
    ② 出庫は,物流拠点ごとに締め契機の対象の受注に対して行う。
    ③ 出庫指示は商品別製造ロット別に出し,出庫実績は商品別製造ロット別荷姿別に記録する。

  8. 梱包のやり方
    商品の梱包のやり方は,顧客の方針で店舗別梱包又は商品カテゴリ別梱包のいずれかの指定を受ける。指定はチェーンDCごとにされ,梱包方法区分で判別する。
    ① 店舗別梱包は,チェーンDCの仕分け作業の効率を優先するやり方である。
    ・チェーンDCは,E社を含む仕入先から納入された梱包を崩さずにチェーン店舗へ送る。
    ・これを可能にするために,チェーンDCが担当するチェーン店舗ごとの梱包による納入が求められる。
    ・店舗別梱包では,受注で指定される梱包対象の店舗は一つである。
    ② 商品カテゴリ別梱包は,チェーン店舗での品出し作業の効率を優先するやり方である。
    ・チェーン店舗の棚は,風邪薬,胃腸薬,目薬など商品カテゴリ別である。
    ・チェーンDCは,E社を含む仕入先から納入を受けた商品をまとめて,棚と同じ商品カテゴリ別に梱包し直して店舗へ送る。
    ・これを可能にし,かつ,チェーンDCでの仕分け作業を簡易にするために,商品カテゴリ別の梱包による納入が求められる。
    ・商品カテゴリは,どの顧客も似ているが微妙に異なり,チェーン法人コードと商品カテゴリコードによって識別する。
    ・商品カテゴリコード及び商品カテゴリ名は顧客が使っている値を用いる。
    ・また,あらかじめどの商品をどの商品カテゴリにするかを知らされているので,商品カテゴリの明細として商品を設定している。

  9. 業務の流れと情報
    業務の流れを図1に示す。業務の流れの中で用いられる情報を次に述べる。

図1 業務の流れ
図の説明テキスト

業務機能(四角枠)を左から順に並べ、情報の流れ(矢印)でつないだ図。各矢印に情報名が付いている。
受注 → [出荷指示] → 出荷指示 → [出庫指示] → 出庫指示 → [出庫] → 出庫実績 → [梱包] → 梱包実績 → [出荷] → 出荷実績
(左端の「受注」は図の外から出荷指示へ入る矢印、右端の「出荷実績」は出荷から図の外へ出る矢印に付いている。)
凡例: 四角枠=業務機能、矢印=情報の流れ

(1) 受注
① 顧客から随時何度でも受け付け,締め契機まで蓄積する。
② 1回の受注に複数の商品を指定できる。
③ 受注ごとに,受注番号を付与し,受注年月日時刻を記録する。
④ 受注明細では,受注明細番号を付与し,商品とその数を指定する。
⑤ 在庫引当ての成否は,受注明細に記録する。

(2) 出荷指示
① 締め契機で在庫引当てに成功した受注を集約した情報である。出荷指示に基づいて,一連で出庫,梱包,出荷を実施する。
② 出荷指示は,納入先別に行う。梱包を分ける単位を示す出荷指示梱包明細,梱包を分けた中に入れる商品を示す出荷指示梱包内商品明細の3階層の形式をとる。
③ 出荷指示ごとに,出荷指示番号を付与し,適用した締め契機,出荷指示対象の納入先を記録する。対象の受注に出荷指示番号を記録する。
④ 出荷指示梱包明細ごとに,出荷指示梱包明細番号を付与し,梱包方法によって,店舗別梱包の場合は梱包対象チェーン店舗を,商品カテゴリ別梱包の場合は商品カテゴリを設定する。
⑤ 出荷指示梱包内商品明細ごとに,梱包すべき商品について製造ロット別に出荷指示数を設定する。

(3) 出庫指示
① 物流拠点ごとに,同じ締め契機の,全ての納入先の出荷指示を集約し,物流拠点の倉庫から出荷対象の商品を出すための情報である。
② 出庫指示には,出庫指示番号を付与し,対象の物流拠点と適用した締め契機を記録する。対象の出荷指示に出庫指示番号を記録する。
③ 出庫指示明細には,出庫指示明細番号を付与し,製造ロット別の商品と出庫指示数を設定する。

(4) 出庫実績
① 出庫指示明細で指示された商品の出庫指示数を,幾つのケースと幾つのピースで出庫したかの実績である。
② 出庫実績には出庫実績番号を付与し,荷姿区分で分類して,ケースを出庫した出庫実績には出庫ケース数を,ピースを出庫した出庫実績には出庫ピース数を記録する。

(5) 梱包実績
① 出庫された商品を,出荷指示梱包明細に基づいて配送できるように段ボール箱に詰めた実績であり,段ボール箱ごとに梱包実績番号を付与する。
② 梱包実績にはケース梱包実績とピース梱包実績がある。いずれの実績かは,段ボール箱区分で分類する。
③ ケース梱包実績は,どのケース出庫実績によるものかを関連付ける。
④ ピース梱包実績は,一つ又は複数の種類の商品 の詰め合わせであり,どのピース出庫実績から幾つの商品を構成したかのピース梱包内訳を記録する。

(6) 出荷実績
① 出荷指示の単位に梱包を納入先別に配送した実績である。
② 出荷実績には,車両番号と出荷年月日時刻を記録する。
③ 出荷実績に対応する梱包実績に,どの出荷実績で出荷されたかを記録する。

〔概念データモデル及び関係スキーマの設計〕

  1. 概念データモデル及び関係スキーマの設計方針
    (1) 関係スキーマは第3正規形にし,多対多のリレーションシップは用いない。
    (2) リレーションシップが1対1の場合,意味的に後からインスタンスが発生する側に外部キー属性を配置する。
    (3) 概念データモデルでは,リレーションシップについて,対応関係にゼロを含むか否かを表す“○”又は“●”は記述しない。
    (4) 実体の部分集合が認識できる場合,その部分集合の関係に固有の属性があるときは部分集合をサブタイプとして切り出す。
    (5) サブタイプが存在する場合,他のエンティティタイプとのリレーションシップは,スーパタイプ又はいずれかのサブタイプの適切な方との間に設定する。
    (6) 概念データモデル及び関係スキーマは,マスタ及び在庫の領域と,トランザクションの領域を分けて作成し,マスタとトランザクションの間のリレーションシップは記述しない。

  2. 設計した概念データモデル及び関係スキーマ
    マスタ及び在庫の領域の概念データモデルを図2に,トランザクションの領域の概念データモデルを図3に,マスタ及び在庫の領域の関係スキーマを図4に,トランザクションの領域の関係スキーマを図5に示す。

図2 マスタ及び在庫の領域の概念データモデル(未完成)
図の説明テキスト

エンティティタイプを長方形で示し、1対多のリレーションシップを“多”側に矢を付けた線で示した図。
【エンティティタイプ】物流拠点,配送地域,配送車両,郵便番号,チェーン法人,商品カテゴリ,チェーンDC,チェーン店舗,商品カテゴリ明細,商品分類,商品,PB商品,NB商品,製造ロット,納入商品最終ロット,荷姿区分,締め契機,ア(空欄のエンティティタイプ),引当在庫,払出在庫
【描画されているリレーションシップ(矢の付いた側が“多”)】

  • 物流拠点 → 配送地域
  • 物流拠点 → 配送車両
  • 配送地域 → 郵便番号
  • 配送地域 → チェーンDC
  • チェーン法人 → チェーンDC
  • チェーン法人 → 商品カテゴリ
  • チェーンDC → チェーン店舗
  • チェーンDC → 納入商品最終ロット
  • 商品分類 → 商品
  • 商品 → 製造ロット
  • 商品 → 納入商品最終ロット
    【線が引かれていないエンティティタイプ】商品カテゴリ明細,PB商品,NB商品,荷姿区分,締め契機,ア,引当在庫,払出在庫(スーパタイプとサブタイプを結ぶ“△”も描かれていない)
図3 トランザクションの領域の概念データモデル(未完成)
図の説明テキスト

エンティティタイプを長方形で示し、1対多のリレーションシップを“多”側に矢を付けた線で示した図。
【エンティティタイプ】受注,店舗別梱包指定受注,受注明細,出荷指示,出荷指示梱包明細,出荷指示店舗別梱包明細,出荷指示商品カテゴリ別梱包明細,出荷指示梱包内商品明細,出庫指示,出庫指示明細,出庫実績,ケース出庫実績,ピース出庫実績,出荷実績,梱包実績,ピース梱包実績,イ(空欄のエンティティタイプ),ケース梱包実績
【描画されているリレーションシップ(矢の付いた側が“多”)】

  • 受注 → 受注明細
  • 出荷指示 → 出荷指示梱包明細
  • 出荷指示梱包明細 → 出荷指示梱包内商品明細
  • 出庫指示 → 出庫指示明細
  • 出庫指示明細 → 出庫実績
    【線が引かれていないエンティティタイプ】店舗別梱包指定受注,出荷指示店舗別梱包明細,出荷指示商品カテゴリ別梱包明細,ケース出庫実績,ピース出庫実績,出荷実績,梱包実績,ピース梱包実績,イ,ケース梱包実績(スーパタイプとサブタイプを結ぶ“△”も描かれていない)
図4 マスタ及び在庫の領域の関係スキーマ(未完成)
図の説明テキスト

枠内に次の関係スキーマが記載されている(PB商品・NB商品の2行は字下げされている)。原図では主キーを構成する属性名に実線の下線、外部キーを構成する属性名に破線の下線が付いており、ここではそれぞれ「(主キー)」「(外部キー)」と記す。
物流拠点(拠点コード(主キー),拠点名)
配送地域(配送地域コード(主キー),配送地域名,拠点コード(外部キー))
郵便番号(郵便番号(主キー),配送地域コード(外部キー))
配送車両(車両番号(主キー),拠点コード(外部キー))
チェーン法人(チェーン法人コード(主キー),チェーン法人名,業界シェア,ロット逆転禁止フラグ)
チェーンDC(チェーン法人コード(主キー),チェーンDCコード(主キー),梱包方法区分,チェーンDC名,配送地域コード(外部キー))
チェーン店舗(チェーン法人コード(主キー),チェーン店舗コード(主キー),チェーンDCコード(外部キー),チェーン店舗名)
商品分類(商品分類コード(主キー),商品分類名)
商品(商品コード(主キー),商品名,販売単価,商品分類コード(外部キー),流通方法区分,ケース内ピース入数)
 PB商品(a)
 NB商品(b)
製造ロット(商品コード(主キー),製造ロット番号(主キー),製造年月日,使用期限年月)
商品カテゴリ(c)
商品カテゴリ明細(チェーン法人コード(主キー),商品カテゴリコード(主キー),商品コード(主キー))
納入商品最終ロット(チェーン法人コード(主キー),チェーンDCコード(主キー),商品コード(主キー),製造ロット番号)
荷姿区分(荷姿区分(主キー),荷姿名)
締め契機(締め年月日(主キー),回目(主キー),締め時刻)
ア(d)
引当在庫(e)
払出在庫(f)
注記 図中の ア には,図2の ア と同じ字句が入る。

図5 トランザクションの領域の関係スキーマ(未完成)
図の説明テキスト

枠内に次の関係スキーマが記載されている(店舗別梱包指定受注、出荷指示店舗別梱包明細・出荷指示商品カテゴリ別梱包明細、ケース出庫実績・ピース出庫実績、ケース梱包実績・ピース梱包実績の各行は字下げされている)。原図では主キーを構成する属性名に実線の下線、外部キーを構成する属性名に破線の下線が付いており、ここではそれぞれ「(主キー)」「(外部キー)」と記す。
受注(受注番号(主キー),受注年月日時刻,チェーン法人コード(外部キー),チェーンDCコード(外部キー),g)
 店舗別梱包指定受注(h)
受注明細(受注番号(主キー),受注明細番号(主キー),商品コード(外部キー),受注数,i)
出荷指示(出荷指示番号(主キー),チェーン法人コード(外部キー),チェーンDCコード(外部キー),j)
出荷指示梱包明細(出荷指示番号(主キー),出荷指示梱包明細番号(主キー))
 出荷指示店舗別梱包明細(出荷指示番号(主キー),出荷指示梱包明細番号(主キー),k)
 出荷指示商品カテゴリ別梱包明細(出荷指示番号(主キー),出荷指示梱包明細番号(主キー),l)
出荷指示梱包内商品明細(出荷指示番号(主キー),出荷指示梱包明細番号(主キー),m)
出庫指示(出庫指示番号(主キー),n)
出庫指示明細(出庫指示番号(主キー),出庫指示明細番号(主キー),商品コード(外部キー),o)
出庫実績(出庫実績番号(主キー),p)
 ケース出庫実績(q)
 ピース出庫実績(r)
梱包実績(梱包実績番号(主キー),s)
 ケース梱包実績(梱包実績番号(主キー),t)
 ピース梱包実績(梱包実績番号(主キー),緩衝材使用量)
イ(u)
出荷実績(出荷実績番号(主キー),v)
注記 図中の イ には,図3の イ と同じ字句が入る。

〔設計変更の内容〕

設計は,全ての量販店がチェーンDCをもち,チェーンDCから受注し,チェーンDCに納入することを前提にしてきた。しかし,大手の量販店が,地方の量販店と合併することによって,暫定的又は恒久的にチェーンDCのないチェーン店舗が発生することが判明した。このような場合,量販店の本部又は支部から受注し,チェーン店舗に直接納入する必要がある。そこで,当初の検討と合わせて運用できるように,顧客の組織について次の設計変更を行うことにした。

  1. 顧客の組織の設計変更

(1) チェーン本支部
① 新たな受注先である量販店の本部又は支部をチェーン本支部と呼ぶ。
② 受注し得るチェーン本支部について,コード及び名称を顧客から知らされて登録し,チェーン法人コードとチェーン本支部コードによって識別する。

(2) チェーン組織
① 受注は,チェーンDC又はチェーン本支部から受けることになったので,この両者を併せて受注先と呼ぶことにする。
② 納入は,チェーンDC又は直接納入する対象のチェーン店舗(以下,直納対象チェーン店舗という)に行うので,この両者を併せて納入先と呼ぶことにする。
③ さらに,受注先と納入先を併せてチェーン組織と呼ぶことにする。
④ チェーン組織には,チェーン法人を超えて一意に識別できるチェーン組織コードを付与し,どのチェーン法人のチェーン組織なのかを設定する。
⑤ 受注先と納入先は,それぞれチェーン組織の一部なので,受注先に該当するチェーン組織には受注先フラグを,納入先に該当するチェーン組織には納入先フラグを設定する。
⑥ 受注先は,受注の対象の納入先が全て分かるようにする。また,その受注先がチェーンDCかチェーン本支部のいずれかを示す受注先区分を設定する。
⑦ 配送地域は,納入先に設定し,チェーンDCからは外す。

(3) チェーン店舗
① 設計変更前に対象にしていたチェーン店舗を,店舗別梱包対象チェーン店舗に呼び替える。
② チェーン店舗は,スコープを広げて,店舗別梱包対象チェーン店舗と直納対象チェーン店舗を併せたものにする。また,そのチェーン店舗が店舗別梱包対象チェーン店舗か直納対象チェーン店舗のいずれかを示すチェーン店舗区分を設定する。

  1. 梱包のやり方についての設計変更
    直納対象チェーン店舗への納入では,梱包方法の指定は受けない。これに伴って,梱包方法区分に指定なしの分類を追加する。

  2. 顧客についての概念データモデル及び関係スキーマの検討内容
    設計変更の内容に基づいて,顧客に関する部分を切り出して検討した。設計変更した顧客の概念データモデルを図6に,設計変更した顧客の関係スキーマを図7に示す。

図6 設計変更した顧客の概念データモデル(未完成)
図の説明テキスト

エンティティタイプを長方形で示し、1対多のリレーションシップを“多”側に矢を付けた線で示した図。
【エンティティタイプ】チェーン法人,チェーン組織,受注先,納入先,チェーンDC,チェーン本支部,チェーン店舗,店舗別梱包対象チェーン店舗,直納対象チェーン店舗
【描画されているリレーションシップ(矢の付いた側が“多”)】

  • チェーン法人 → チェーン組織
  • 受注先 → 納入先
  • チェーンDC → 店舗別梱包対象チェーン店舗
    【線が引かれていないエンティティタイプ】チェーン本支部,チェーン店舗,直納対象チェーン店舗(スーパタイプとサブタイプを結ぶ“△”は描かれていない)
図7 設計変更した顧客の関係スキーマ(未完成)
図の説明テキスト

枠内に次の関係スキーマが記載されている。原図では主キーを構成する属性名に実線の下線、外部キーを構成する属性名に破線の下線が付いており、ここではそれぞれ「(主キー)」「(外部キー)」と記す。
チェーン法人(チェーン法人コード(主キー),チェーン法人名,業界シェア,ロット逆転禁止フラグ)
チェーン組織(あ,チェーン法人コード(外部キー))
受注先(い)
納入先(う,梱包方法区分)
チェーンDC(チェーン法人コード(主キー),チェーンDCコード(主キー),チェーンDC名,え)
チェーン本支部(チェーン法人コード(主キー),チェーン本支部コード(主キー),お)
チェーン店舗(チェーン法人コード(主キー),チェーン店舗コード(主キー),か)
店舗別梱包対象チェーン店舗(き,チェーンDCコード(外部キー))
直納対象チェーン店舗(く)

解答に当たっては,巻頭の表記ルールに従うこと。ただし,エンティティタイプ間の対応関係にゼロを含むか否かの表記は必要ない。

なお,属性名は,それぞれ意味を識別できる適切な名称とすること。また,関係スキーマに入れる属性名を答える場合,主キーを表す下線,外部キーを表す破線の下線についても答えること。

設問2 (3) について

設計変更前に,図6に示したもの以外のエンティティタイプで,チェーンDCを参照していたエンティティタイプが,図2に一つと図3に二つの合計三つある。これら三つのエンティティタイプは,設計変更によって参照するエンティティタイプが,チェーンDCから図6に示した別のエンティティタイプになる。次の表の①〜③に,設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ名とそれぞれに対応する設計変更後の参照先エンティティタイプ名を答えよ。

設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ それぞれに対応する設計変更後の参照先エンティティタイプ
①
②
③

設問と解答・解説

設問1

〔設計の前提となる業務〕に基づいて設計した概念データモデル及び関係スキーマについて,(1)〜(4)に答えよ。

(1)配点 2点

図2中のアに入れる適切なエンティティタイプ名を答えよ。また,図2に欠落しているリレーションシップを補って図を完成させよ。

模範解答

ア:チェーン法人別締め契機
追加するリレーションシップ(左が“1”側、右が“多”側):
チェーン法人 → チェーン法人別締め契機
締め契機 → チェーン法人別締め契機
チェーン法人 → PB商品
商品カテゴリ → 商品カテゴリ明細
商品 → 商品カテゴリ明細
物流拠点 → 引当在庫
製造ロット → 引当在庫
物流拠点 → 払出在庫
製造ロット → 払出在庫
荷姿区分 → 払出在庫
スーパタイプとサブタイプ: 商品 △ PB商品,NB商品(一つの切り口)

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「チェーン法人別締め契機」または同義の名称を挙げたもの。
  • 0点: 「チェーン法人別締め契機」または同義の名称でないもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 解答すべき10本のリレーションシップと1つのスーパタイプとサブタイプの関係をすべて、1対多の向きとサブタイプを区別して正しく挙げ、余分な関係が無いもの(図2に既にある関係を重ねて書くのは可)。
  • 0点: リレーションシップやスーパタイプとサブタイプの関係に欠落、向きの誤り、余分があるもの。

解説

本問は、マスタ及び在庫の領域の概念データモデル(図2)に欠落しているエンティティタイプを補う問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「4. 締め契機」の③に、「チェーン法人ごとに適用する締め契機は,チェーン法人と協議の上で,週3回程度に設定している。」と記載されています。
このことから、「チェーン法人」と「締め契機」の間には、どの法人がどの締め契機を適用するかを管理する多対多の関係が存在し、それを解消する連関エンティティが必要であることがわかります。
図2において両者を結びつけるエンティティが欠落しているため、空欄アに入る適切な名称は「チェーン法人別締め契機」となります。
また、欠落しているリレーションシップについては、以下の業務ルールから導出します。
・「4. 締め契機」の③より、チェーン法人と締め契機からチェーン法人別締め契機へのリレーションシップ。
・「3. 商品の特性」の(1)②より、「PB商品は,どのチェーン法人のものかをもつ。」ため、チェーン法人からPB商品へのリレーションシップ。
・「8. 梱包のやり方」の②より、「商品カテゴリの明細として商品を設定している。」ため、商品カテゴリと商品から商品カテゴリ明細へのリレーションシップ。
・「5. 物流拠点の在庫」の①より、「引当在庫は,物流拠点,商品,製造ロットの別に…記録する」ため、物流拠点と製造ロットから引当在庫へのリレーションシップ(商品は製造ロットで決まるので、商品から引当在庫への線は引かない)。
・「5. 物流拠点の在庫」の②より、「払出在庫は,物流拠点,商品,製造ロット,荷姿の別に…記録する」ため、物流拠点、製造ロット、荷姿区分から払出在庫へのリレーションシップ(商品から払出在庫への線は引かない)。
・「3. 商品の特性」の(1)②より、商品は流通方法区分で PB商品と NB商品に分類され、それぞれ固有の属性(どのチェーン法人のものか、ランク)をもつため、商品をスーパタイプ、PB商品・NB商品をサブタイプとする(△)。

高得点のポイント

  • トップダウンの視点で業務ルールから必要な連関エンティティを適切に抽出できていること。
  • チェーン法人と締め契機の間の関連性を論理的にモデル化できていること。
(2)配点 2点

図3中のイに入れる適切なエンティティタイプ名を答えよ。また,図3に欠落しているリレーションシップを補って図を完成させよ。

模範解答

イ:ピース梱包内訳
追加するリレーションシップ(左が“1”側、右が“多”側。— は1対1):
出庫指示 → 出荷指示
出荷指示 → 受注
出荷指示 — 出荷実績(1対1)
出荷実績 → 梱包実績
出荷指示梱包明細 → 梱包実績
ケース出庫実績 → ケース梱包実績
ピース出庫実績 → ピース梱包内訳
ピース梱包実績 → ピース梱包内訳
スーパタイプとサブタイプ(それぞれ一つの切り口): 受注 △ 店舗別梱包指定受注、出荷指示梱包明細 △ 出荷指示店舗別梱包明細,出荷指示商品カテゴリ別梱包明細、出庫実績 △ ケース出庫実績,ピース出庫実績、梱包実績 △ ケース梱包実績,ピース梱包実績

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「ピース梱包内訳」を挙げたもの。
  • 0点: 「ピース梱包内訳」でないもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 解答すべき8本のリレーションシップと4つのスーパタイプとサブタイプの関係をすべて正しい向きで挙げ、余分な関係が無いもの。
  • 0点: リレーションシップやスーパタイプとサブタイプの関係に欠落、向きの誤り、余分があるもの。

解説

本問は、トランザクションの領域の概念データモデル(図3)に欠落しているエンティティタイプを補う問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「9. 業務の流れと情報 (5) 梱包実績」の④に、「ピース梱包実績は,一つ又は複数の種類の商品 の詰め合わせであり,どのピース出庫実績から幾つの商品を構成したかのピース梱包内訳を記録する。」と記載されています。
この記述から、「ピース梱包実績」と「ピース出庫実績」の間には多対多の関係があり、それを解消するためのエンティティが必要であることがわかります。
したがって、空欄イに入るエンティティタイプ名は、本文中の用語を用いて「ピース梱包内訳」となります。
また、欠落しているリレーションシップについては、以下の業務ルールから導出します。
・「9. 業務の流れと情報」の(2)③より、「対象の受注に出荷指示番号を記録する」ため、出荷指示から受注へのリレーションシップ。
・「9. 業務の流れと情報」の(3)②より、「対象の出荷指示に出庫指示番号を記録する」ため、出庫指示から出荷指示へのリレーションシップ。
・「9. 業務の流れと情報」の(5)①③④より、「出庫された商品を,出荷指示梱包明細に基づいて配送できるように段ボール箱に詰めた実績」であり、ケース梱包実績はケース出庫実績に、ピース梱包実績はピース梱包内訳に関連付けるため、出荷指示梱包明細から梱包実績へ、ケース出庫実績からケース梱包実績へ、ピース出庫実績とピース梱包実績からピース梱包内訳へのリレーションシップ。
・「9. 業務の流れと情報」の(6)①③より、「出荷指示の単位に梱包を納入先別に配送した実績である」ことと、「出荷実績に対応する梱包実績に,どの出荷実績で出荷されたかを記録する」ため、出荷指示から出荷実績への1対1のリレーションシップ(設計方針の(2)より出荷実績側に外部キー)、および出荷実績から梱包実績へのリレーションシップ。
・スーパタイプとサブタイプ(△): 受注と店舗別梱包指定受注(8.① 店舗別梱包では梱包対象の店舗を指定)、出荷指示梱包明細と出荷指示店舗別梱包明細・出荷指示商品カテゴリ別梱包明細(9.(2)④ 梱包方法による)、出庫実績とケース出庫実績・ピース出庫実績(9.(4)② 荷姿区分で分類)、梱包実績とケース梱包実績・ピース梱包実績(9.(5)② 段ボール箱区分で分類)。

高得点のポイント

  • 業務の流れに関する記述から、データの記録単位(エンティティ)を正しく抽出できていること。
  • ピース梱包実績とピース出庫実績の間の関係を論理的に位置づけられていること。
(3)配点 3点

図4中のaに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

商品コード(主キー),チェーン法人コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 商品コードおよびチェーン法人コードを過不足なく抽出できている。
  • 1点: 商品コードまたはチェーン法人コードのいずれか一方のみ正しく抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「商品コード」が主キー、「チェーン法人コード」が外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーを外部キーとだけ注記するなど、誤ったキーの注記があるもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、マスタ領域の関係スキーマ(図4)の「PB商品」エンティティが持つ属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「3. 商品の特性 (1) ②」において、「PB商品は,どのチェーン法人のものかをもつ。」と記載されています。
PB商品は「商品」のサブタイプであるため、主キーとしてスーパタイプの「商品コード」を引き継ぎます。さらに、上記の業務情報より特定のチェーン法人を識別するための「チェーン法人コード」を外部キーとして持つ必要があります。
したがって、空欄 a に入る属性は「商品コード,チェーン法人コード」となります。

高得点のポイント

  • サブタイプとして主キー(商品コード)を正しく継承できていること。
  • 業務要件から特有の属性(チェーン法人コード)を外部キーとして特定できていること。
(4)配点 3点

図4中のbに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

商品コード(主キー),ランク

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 商品コードおよびランクを過不足なく抽出できている。
  • 1点: 商品コードまたはランクのいずれか一方のみ正しく抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「商品コード」が主キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーを外部キーとだけ注記するなど、誤ったキーの注記があるもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、マスタ領域の関係スキーマ(図4)の「NB商品」エンティティが持つ属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「3. 商品の特性 (1) ②」において、「NB商品は,売上金額のランクをもつ。」と記載されています。
NB商品は「商品」のサブタイプであるため、主キーとしてスーパタイプの「商品コード」を引き継ぎます。さらに、NB商品固有の属性として「ランク」を持ちます。
したがって、空欄 b に入る属性は「商品コード,ランク」となります。

高得点のポイント

  • サブタイプとして主キー(商品コード)を正しく継承できていること。
  • 業務要件から特有の属性(ランク)を過不足なく特定できていること。
(5)配点 3点

図4中のcに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン法人コード(主キー),商品カテゴリコード(主キー),商品カテゴリ名

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: チェーン法人コード、商品カテゴリコード、商品カテゴリ名のすべてを抽出できている。
  • 1点: 属性の一部のみ抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「チェーン法人コード」と「商品カテゴリコード」が主キーであるという正しい注記があるもの(主キーの一部が外部キーを兼ねるので公式解答例に破線は無いが、(外部キー)を重ねて注記しても可)。
  • 0点: 主キーの属性を外部キーとだけ注記したもの、主キーの注記が誤っているもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、マスタ領域の関係スキーマ(図4)の「商品カテゴリ」エンティティが持つ属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「8. 梱包のやり方 ②」において、「商品カテゴリは,どの顧客も似ているが微妙に異なり,チェーン法人コードと商品カテゴリコードによって識別する。商品カテゴリコード及び商品カテゴリ名は顧客が使っている値を用いる。」と記載されています。
したがって、識別子となる「チェーン法人コード」および「商品カテゴリコード」が複合主キーとなり、管理すべき属性として「商品カテゴリ名」が含まれます。
よって、空欄 c には「チェーン法人コード,商品カテゴリコード,商品カテゴリ名」が入ります。

高得点のポイント

  • 顧客ごとの識別体系である複合主キーを正しく特定できていること。
  • 管理属性(商品カテゴリ名)を漏れなく抽出できていること。
(6)配点 3点

図4中のdに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

締め年月日(主キー),回目(主キー),チェーン法人コード(主キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 両方の主キー項目すべて(締め年月日、回目、チェーン法人コード)を抽出できている。
  • 1点: 一方の主キーのみ抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、3つの属性すべてが主キーであるという正しい注記があるもの(主キーの一部が外部キーを兼ねるので公式解答例に破線は無いが、(外部キー)を重ねて注記しても可)。
  • 0点: 主キーの属性を外部キーとだけ注記したもの、主キーの注記が誤っているもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図4)の「ア(チェーン法人別締め契機)」エンティティが持つ属性を答える問題です。

連関エンティティは、結びつける両方のエンティティの主キーを外部キー(かつ自身の複合主キー)として保持します。
図4のスキーマ記述より、「締め契機」の主キーは「締め年月日,回目」であり、「チェーン法人」の主キーは「チェーン法人コード」です。
したがって、空欄 d には「締め年月日,回目,チェーン法人コード」が入ります。

高得点のポイント

  • 連関エンティティの役割を理解し、対象の主キーを過不足なく抽出できていること。
(7)配点 3点

図4中のeに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

拠点コード(主キー),商品コード(主キー),製造ロット番号(主キー),在庫数,引当済数,引当可能数

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: キー項目3つと管理属性3つの合計6属性を過不足なく抽出できている。
  • 1点: キー項目または管理属性の一部が欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「拠点コード」「商品コード」「製造ロット番号」が主キーであるという正しい注記があるもの(主キーの一部が外部キーを兼ねるので公式解答例に破線は無いが、(外部キー)を重ねて注記しても可)。
  • 0点: 主キーの属性を外部キーとだけ注記したもの、主キーの注記が誤っているもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、マスタ領域の関係スキーマ(図4)の「引当在庫」エンティティが持つ属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「5. 物流拠点の在庫 ①」において、「引当在庫は,物流拠点,商品,製造ロットの別に,その時点の在庫数,引当済数,引当可能数を記録する」と記載されています。
データを識別するキー項目は「拠点コード」「商品コード」「製造ロット番号」となり、これらが複合主キーを構成します。
管理すべきデータ項目は「在庫数」「引当済数」「引当可能数」です。
よって、空欄 e には「拠点コード,商品コード,製造ロット番号,在庫数,引当済数,引当可能数」が入ります。

高得点のポイント

  • 識別するためのキー項目(3属性)を過不足なく抽出できていること。
  • 管理すべき数値データ(3属性)を漏れなく抽出できていること。
(8)配点 3点

図4中のfに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

拠点コード(主キー),商品コード(主キー),製造ロット番号(主キー),荷姿区分(主キー),荷姿別在庫数

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: キー項目4つと管理属性1つの合計5属性を過不足なく抽出できている。
  • 1点: キー項目または管理属性の一部が欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、キーの4属性すべてが主キーであるという正しい注記があるもの(主キーの一部が外部キーを兼ねるので公式解答例に破線は無いが、(外部キー)を重ねて注記しても可)。
  • 0点: 主キーの属性を外部キーとだけ注記したもの、主キーの注記が誤っているもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、マスタ領域の関係スキーマ(図4)の「払出在庫」エンティティが持つ属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「5. 物流拠点の在庫 ②」において、「払出在庫は,物流拠点,商品,製造ロット,荷姿の別に,その時点の在庫数(荷姿別在庫数)を記録する」と記載されています。
識別するためのキー項目は「拠点コード」「商品コード」「製造ロット番号」「荷姿区分」となり、これらが複合主キーを構成します。
管理すべきデータ項目は「荷姿別在庫数」です。
よって、空欄 f には「拠点コード,商品コード,製造ロット番号,荷姿区分,荷姿別在庫数」が入ります。

高得点のポイント

  • 識別するためのキー項目(4属性)を過不足なく抽出できていること。
  • 管理すべき数値データ(荷姿別在庫数)を漏れなく抽出できていること。
(9)配点 3点

図5中のgに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出荷指示番号(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 「出荷指示番号」を正確に抽出できている。
  • 1点: 出荷指示との関連は読み取れているが、属性名が不正確である。
  • 0点: 属性を抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「出荷指示番号」が外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「受注」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「9. 業務の流れと情報 (2) 出荷指示 ③」において、「対象の受注に出荷指示番号を記録する。」と記載されています。
したがって、受注データに対してどの出荷指示が紐づいたかを保持するため、「出荷指示番号」を外部キーとして記録します。
よって、空欄 g に入る属性は「出荷指示番号」となります。

(10)配点 3点

図5中のhに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

受注番号(主キー),梱包対象チェーン店舗コード(外部キー)

受注番号(主キー),チェーン法人コード(外部キー),梱包対象チェーン店舗コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 主キーと対象店舗を特定する外部キーの両方を過不足なく抽出できている。
  • 1点: 主キーまたは対象店舗を特定する外部キーのいずれかのみ抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「受注番号」が主キー、「梱包対象チェーン店舗コード」が外部キー(チェーン法人コードも挙げる場合はそれも外部キー)であるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーを外部キーとする、外部キーを主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「店舗別梱包指定受注」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「受注」のサブタイプであるため、主キーとして「受注番号」を引き継ぎます。
また、〔設計の前提となる業務〕の「8. 梱包のやり方 ①」に「受注で指定される梱包対象の店舗は一つである。」とあり、対象のチェーン店舗を特定する外部キーが必要です。チェーン店舗のキーは法人コードと店舗コードで構成されます。
よって、空欄 h に入る属性は「受注番号,梱包対象チェーン店舗コード」または「受注番号,チェーン法人コード,梱包対象チェーン店舗コード」となります。

(11)配点 3点

図5中のiに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

在庫引当成否

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 0点: 属性を抽出できていない。
  • 1点: 引当てに関する状態項目であることは読み取れているが、表現が不正確である。
  • 2点: 「在庫引当成否」を正確に抽出できている。
論理性(構造)1点
  • 0点: 非キー属性としての定義が妥当でない。
  • 1点: 非キー属性として正しく定義できている(下線や破線を含まない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「受注明細」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「9. 業務の流れと情報 (1) 受注 ⑤」において、「在庫引当ての成否は,受注明細に記録する。」と記載されています。
明細行の属性として、引当の結果状態を保持する項目が必要です。
よって、空欄 i に入る属性は「在庫引当成否」となります。

(12)配点 3点

図5中のjに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

締め年月日(外部キー),回目(外部キー),出庫指示番号(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 締め契機キーおよび出庫指示番号のすべてを過不足なく抽出できている。
  • 1点: 締め契機キー、または出庫指示番号のいずれか一方のみ抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、3つの属性すべてが外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出荷指示」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計の前提となる業務〕の「9. 業務の流れと情報 (2) 出荷指示 ③」において、「適用した締め契機,出荷指示対象の納入先を記録する」とあり、また「(3) 出庫指示 ②」において、「対象の出荷指示に出庫指示番号を記録する」とあります。
締め契機を識別する外部キーは「締め年月日,回目」、紐づく出庫指示の外部キーは「出庫指示番号」です。
よって、空欄 j に入る属性は「締め年月日,回目,出庫指示番号」となります。

(13)配点 3点

図5中のkに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

梱包対象チェーン店舗コード

チェーン法人コード(外部キー),梱包対象チェーン店舗コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 梱包対象チェーン店舗を特定する外部キーを正しく抽出できている。
  • 1点: 対象店舗を指定する意図はわかるが、キー構成が不完全である。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、挙げた属性がすべて外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出荷指示店舗別梱包明細」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「出荷指示梱包明細」のサブタイプであり、店舗別梱包の場合は梱包対象のチェーン店舗を指定する必要があります(「9. 業務の流れと情報 (2) 出荷指示 ④」)。
店舗を特定する外部キーとして「梱包対象チェーン店舗コード」または「チェーン法人コード,梱包対象チェーン店舗コード」を設定します。
よって、空欄 k に入る属性は「梱包対象チェーン店舗コード」または「チェーン法人コード,梱包対象チェーン店舗コード」となります。

(14)配点 3点

図5中のlに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

商品カテゴリコード

チェーン法人コード(外部キー),商品カテゴリコード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 対象カテゴリを特定する外部キーを正しく抽出できている。
  • 1点: 対象カテゴリを指定する意図はわかるが、キー構成が不完全である。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、挙げた属性がすべて外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出荷指示商品カテゴリ別梱包明細」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「出荷指示梱包明細」のサブタイプであり、商品カテゴリ別梱包の場合は商品カテゴリを指定する必要があります(「9. 業務の流れと情報 (2) 出荷指示 ④」)。
カテゴリを特定する外部キーとして「商品カテゴリコード」または「チェーン法人コード,商品カテゴリコード」を設定します。
よって、空欄 l に入る属性は「商品カテゴリコード」または「チェーン法人コード,商品カテゴリコード」となります。

(15)配点 3点

図5中のmに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

商品コード(主キー),製造ロット番号(主キー),出荷指示数

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: キー項目(商品コード、ロット番号)と管理属性(指示数)を過不足なく抽出できている。
  • 1点: キー項目または管理属性の一部が欠落している。
  • 0点: 属性を抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「商品コード」と「製造ロット番号」が主キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 外部キーとだけ注記するなど、誤ったキーの注記があるもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出荷指示梱包内商品明細」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (2) 出荷指示 ⑤」において、「出荷指示梱包内商品明細ごとに,梱包すべき商品について製造ロット別に出荷指示数を設定する」と記載されています。
明細を特定するために「商品コード」「製造ロット番号」が主キー(外部キー)として必要であり、管理属性として「出荷指示数」が必要です。
よって、空欄 m に入る属性は「商品コード,製造ロット番号,出荷指示数」となります。

(16)配点 3点

図5中のnに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

締め年月日(外部キー),回目(外部キー),拠点コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 締め契機キーおよび拠点コードのすべてを過不足なく抽出できている。
  • 1点: 締め契機キー、または拠点コードのいずれか一方のみ抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、3つの属性すべてが外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出庫指示」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (3) 出庫指示 ②」において、「対象の物流拠点と適用した締め契機を記録する」と記載されています。
物流拠点のキーは「拠点コード」、締め契機のキーは「締め年月日,回目」です。これらを外部キーとして保持します。
よって、空欄 n に入る属性は「締め年月日,回目,拠点コード」となります。

(17)配点 2点

図5中のoに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

製造ロット番号(外部キー),出庫指示数

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「製造ロット番号」「出庫指示数」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「製造ロット番号」が外部キーであり主キーではないという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出庫指示明細」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (3) 出庫指示 ③」において、「出庫指示明細には,出庫指示明細番号を付与し,製造ロット別の商品と出庫指示数を設定する」と記載されています。
すでに商品コードは記載されているため、商品コードと合わせて製造ロットを参照する外部キーの「製造ロット番号」と、管理属性の「出庫指示数」を追加します。
よって、空欄 o に入る属性は「製造ロット番号,出庫指示数」となります。

(18)配点 2点

図5中のpに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出庫指示番号(外部キー),出庫指示明細番号(外部キー),荷姿区分(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「出庫指示番号」「出庫指示明細番号」「荷姿区分」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、3つの属性すべてが外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出庫実績」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (4) 出庫実績 ①②」において、出庫指示明細に対する実績であり、「荷姿区分で分類して」記録すると記載されています。
したがって、親となる「出庫指示明細」を特定するための外部キー(出庫指示番号,出庫指示明細番号)と、荷姿区分が必要です。
よって、空欄 p に入る属性は「出庫指示番号,出庫指示明細番号,荷姿区分」となります。

(19)配点 2点

図5中のqに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出庫実績番号(主キー),出庫ケース数

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「出庫実績番号」「出庫ケース数」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「出庫実績番号」が主キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 外部キーとだけ注記するなど、誤ったキーの注記があるもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「ケース出庫実績」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「出庫実績」のサブタイプであり、主キーとして「出庫実績番号」を引き継ぎます。
「9. 業務の流れと情報 (4) 出庫実績 ②」において、「ケースを出庫した出庫実績には出庫ケース数を,ピースを出庫した出庫実績には出庫ピース数を記録する」と記載されています。
よって、空欄 q に入る属性は「出庫実績番号,出庫ケース数」となります。

(20)配点 2点

図5中のrに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出庫実績番号(主キー),出庫ピース数

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「出庫実績番号」「出庫ピース数」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「出庫実績番号」が主キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 外部キーとだけ注記するなど、誤ったキーの注記があるもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「ピース出庫実績」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「出庫実績」のサブタイプであり、主キーとして「出庫実績番号」を引き継ぎます。
「9. 業務の流れと情報 (4) 出庫実績 ②」において、「ピースを出庫した出庫実績には出庫ピース数を記録する」と記載されています。
よって、空欄 r に入る属性は「出庫実績番号,出庫ピース数」となります。

(21)配点 2点

図5中のsに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出荷指示番号(外部キー),出荷指示梱包明細番号(外部キー),段ボール箱区分,出荷実績番号(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「出荷指示番号」「出荷指示梱包明細番号」「段ボール箱区分」「出荷実績番号」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「出荷指示番号」「出荷指示梱包明細番号」「出荷実績番号」が外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「梱包実績」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (5) 梱包実績」において、出荷指示梱包明細に基づいていること、および段ボール箱区分で分類することが記載されています。
また、「(6) 出荷実績 ③」において、「出荷実績に対応する梱包実績に,どの出荷実績で出荷されたかを記録する」とあります。
これらより、紐づく「出荷指示番号」「出荷指示梱包明細番号」「出荷実績番号」の外部キーと、「段ボール箱区分」が必要です。
よって、空欄 s には「出荷指示番号,出荷指示梱包明細番号,段ボール箱区分,出荷実績番号」が入ります。

(22)配点 2点

図5中のtに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出庫実績番号(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「出庫実績番号」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「出庫実績番号」が外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「ケース梱包実績」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (5) 梱包実績 ③」において、「ケース梱包実績は,どのケース出庫実績によるものかを関連付ける」と記載されています。
したがって、「ケース出庫実績」の主キーである「出庫実績番号」を外部キーとして保持します。
よって、空欄 t に入る属性は「出庫実績番号」となります。

(23)配点 2点

図5中のuに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

梱包実績番号(主キー),出庫実績番号(主キー),詰合せ数

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「梱包実績番号」「出庫実績番号」「詰合せ数」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「梱包実績番号」と「出庫実績番号」が主キーであるという正しい注記があるもの(主キーの一部が外部キーを兼ねるので公式解答例に破線は無いが、(外部キー)を重ねて注記しても可)。
  • 0点: 主キーの属性を外部キーとだけ注記したもの、主キーの注記が誤っているもの(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「イ(ピース梱包内訳)」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (5) 梱包実績 ④」において、「どのピース出庫実績から幾つの商品を構成したかのピース梱包内訳を記録する」と記載されています。
ピース梱包内訳は、梱包実績とピース出庫実績の連関エンティティです。したがって、両者の主キーである「梱包実績番号」と「出庫実績番号」を複合主キーとして持ち、管理属性として構成した数(詰合せ数など)を持ちます。
よって、空欄 u に入る属性は「梱包実績番号,出庫実績番号,詰合せ数」となります。

(24)配点 2点

図5中のvに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

出荷指示番号(外部キー),車両番号(外部キー),出荷年月日時刻

採点基準

知識・理解度(内容)1点
  • 1点: 「出荷指示番号」「車両番号」「出荷年月日時刻」を過不足なく挙げているもの(順不同)。
  • 0点: 必要な属性に欠落や余分があるもの。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無いか、「出荷指示番号」と「車両番号」が外部キーであるという正しい注記があるもの。
  • 0点: 主キーとするなど、誤ったキーの注記があるもの。

解説

本問は、関係スキーマ(図5)の「出荷実績」エンティティに追加される属性を答える問題です。

「9. 業務の流れと情報 (6) 出荷実績 ①②」において、「出荷指示の単位に梱包を納入先別に配送した実績である。出荷実績には,車両番号と出荷年月日時刻を記録する」と記載されています。
出荷指示単位であるため「出荷指示番号」を外部キーとして保持し、配送車両を参照する外部キーとして「車両番号」、管理属性として「出荷年月日時刻」が必要です。
よって、空欄 v に入る属性は「出荷指示番号,車両番号,出荷年月日時刻」となります。

設問1では,全体的に正答率は高かったものの,出荷指示梱包明細と梱包実績のリレーションシップ及び対応する外部キーの正答率が低かった。業務がどのように連鎖しているか,業務の連鎖を外部キーとしてどのように実現しているかを注意深く読み取ってほしい。

設問2

〔設計変更の内容〕について,(1)〜(3)に答えよ。

(1)配点 2点

図6は,幾つかのスーパタイプとサブタイプの間のリレーションシップが欠落している。欠落しているリレーションシップを補って図を完成させよ。

模範解答

スーパタイプとサブタイプ(△)を次のとおり補う:
チェーン組織 △ 受注先(受注先だけの切り口)
チェーン組織 △ 納入先(納入先だけの切り口。受注先と納入先は重なり得るので別々の△)
受注先 △ チェーンDC,チェーン本支部
納入先 △ チェーンDC,直納対象チェーン店舗
チェーン店舗 △ 店舗別梱包対象チェーン店舗,直納対象チェーン店舗

採点基準

論理性(構造)2点
  • 2点: 上の△5つをすべて正しく記述し、受注先と納入先を別々の切り口にしているもの。
  • 1点: △の3〜4つが正しいもの、又は受注先と納入先を一つの△にまとめたもの(切り口の誤り)。
  • 0点: △の正しいものが2つ以下のもの、又は無解答。

解説

本問は、設計変更に基づく顧客の概念データモデル(図6)に欠落しているリレーションシップを補う問題です。

〔設計変更の内容〕の「1. 顧客の組織の設計変更 (1) (2)」から、「チェーン組織」のサブタイプとして「受注先」と「納入先」が存在し、「受注先」のサブタイプとして「チェーンDC」と「チェーン本支部」が存在します。
また、「チェーン店舗」はスコープが広がり、「店舗別梱包対象チェーン店舗」と「直納対象チェーン店舗」をサブタイプとして持ちます。「直納対象チェーン店舗」は直接納入を行う対象であるため、「納入先」のサブタイプでもあります。
「1. 顧客の組織の設計変更 (2)②」にあるように納入先のサブタイプはチェーンDCと直納対象チェーン店舗であり、「(2)⑤」のフラグから受注先と納入先は重なり得るため、別々の切り口(△)とします。
これらのスーパタイプとサブタイプの関係性(△の記号と接続線)を図上に正確に表現する必要があります。

高得点のポイント

  • 本文の記述を読み解き、変更後の組織階層におけるサブタイプの関係性を過不足なく見抜けていること。
(2)配点 3点

図7中のあに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン組織コード(主キー),受注先フラグ,納入先フラグ

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: チェーン組織コード、受注先フラグ、納入先フラグをすべて過不足なく抽出できている。
  • 1点: 主キーまたはフラグ属性のいずれかが欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(チェーン組織コード(主キー))と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとする、外部キーを主キーとするなど)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「チェーン組織」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計変更の内容〕の「1. 顧客の組織の設計変更 (2) チェーン組織 ④」において、「チェーン組織には,チェーン法人を超えて一意に識別できるチェーン組織コードを付与し」と記載されており、⑤において「受注先に該当するチェーン組織には受注先フラグを,納入先に該当するチェーン組織には納入先フラグを設定する」と記載されています。
よって、識別子である「チェーン組織コード」を主キーとし、管理属性である「受注先フラグ」と「納入先フラグ」を保持します。
空欄 あ には「チェーン組織コード,受注先フラグ,納入先フラグ」が入ります。

(3)配点 3点

図7中のいに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

受注先チェーン組織コード(主キー),受注先区分

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 受注先チェーン組織コードと受注先区分を過不足なく抽出できている。
  • 1点: 主キーまたは区分のいずれかが欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(受注先チェーン組織コード(主キー))と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとだけ注記する、外部キーを主キーとするなど)(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「受注先」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「チェーン組織」のサブタイプであるため、主キーとして「受注先チェーン組織コード」を保持します。
また、〔設計変更の内容〕の「1. 顧客の組織の設計変更 (2) ⑥」において、「受注先がチェーンDCかチェーン本支部のいずれかを示す受注先区分を設定する」と記載されています。
よって、空欄 い には「受注先チェーン組織コード,受注先区分」が入ります。

(4)配点 3点

図7中のうに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

納入先チェーン組織コード(主キー),配送地域コード(外部キー),受注先チェーン組織コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 主キーと2つの外部キーをすべて過不足なく抽出できている。
  • 1点: 主キーまたは外部キーの一部が欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(納入先チェーン組織コード(主キー)、配送地域コード・受注先チェーン組織コード(外部キー))と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとする、外部キーを主キーとするなど)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「納入先」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「チェーン組織」のサブタイプであるため、主キーとして「納入先チェーン組織コード」を保持します。
また、〔設計変更の内容〕の「1. 顧客の組織の設計変更 (2) ⑥⑦」において、「受注先は,受注の対象の納入先が全て分かるようにする」「配送地域は,納入先に設定し」と記載されています。
したがって、紐づく「受注先チェーン組織コード」と「配送地域コード」を外部キーとして保持します。
よって、空欄 う には「納入先チェーン組織コード,配送地域コード,受注先チェーン組織コード」が入ります。

(5)配点 3点

図7中のえに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン組織コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 「チェーン組織コード」を正確に抽出できている。
  • 1点: 関連は読み取れているが、属性名が不正確である。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(チェーン組織コード(外部キー))と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとする、外部キーを主キーとするなど)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「チェーンDC」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計変更の内容〕により、チェーンDCは「受注先」および「納入先」のサブタイプとしての性質(チェーン組織としての性質)を持ちます。
そのため、「チェーン組織」であることを識別するために「チェーン組織コード」を外部キーとして保持する必要があります。
よって、空欄 え に入る属性は「チェーン組織コード」となります。

(6)配点 3点

図7中のおに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン本支部名,受注先チェーン組織コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: チェーン本支部名および受注先チェーン組織コードを過不足なく抽出できている。
  • 1点: 管理属性または外部キーのいずれか一方が欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(受注先チェーン組織コード(外部キー))と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとする、外部キーを主キーとするなど)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「チェーン本支部」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計変更の内容〕の「1. 顧客の組織の設計変更 (1) チェーン本支部 ②」において、「コード及び名称を顧客から知らされて登録し」とあり、管理属性として「チェーン本支部名」が必要です。
また、チェーン本支部は「受注先」としての性質を持つため、紐づく「受注先チェーン組織コード」を外部キーとして保持します。
よって、空欄 お には「チェーン本支部名,受注先チェーン組織コード」が入ります。

(7)配点 3点

図7中のかに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン店舗区分,チェーン店舗名

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
  • 1点: 区分属性または店舗名のいずれか一方が欠落している。
  • 2点: チェーン店舗区分およびチェーン店舗名を過不足なく抽出できている。
論理性(構造)1点
  • 0点: 非キー属性としての定義が妥当でない。
  • 1点: 非キー属性として正しく定義できている(下線や破線を含まない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「チェーン店舗」エンティティに追加される属性を答える問題です。

〔設計変更の内容〕の「1. 顧客の組織の設計変更 (3) チェーン店舗 ②」において、「そのチェーン店舗が店舗別梱包対象チェーン店舗か直納対象チェーン店舗のいずれかを示すチェーン店舗区分を設定する」と記載されています。
また、従前通り店舗の名称として「チェーン店舗名」を保持します。
よって、空欄 か には「チェーン店舗区分,チェーン店舗名」が入ります。

(8)配点 3点

図7中のきに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン法人コード(主キー),店舗別梱包対象チェーン店舗コード(主キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 複合主キーを正確に抽出できている。
  • 1点: 法人コードまたは店舗コードのいずれかのみ抽出できている。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(いずれも主キー)と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとだけ注記する、外部キーを主キーとするなど)(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「店舗別梱包対象チェーン店舗」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「チェーン店舗」のサブタイプであるため、主キーとして「チェーン法人コード,店舗別梱包対象チェーン店舗コード」を保持します。
よって、空欄 き に入る属性は「チェーン法人コード,店舗別梱包対象チェーン店舗コード」となります。

(9)配点 3点

図7中のくに入れる一つ又は複数の適切な属性名を補って関係スキーマを完成させよ。

模範解答

チェーン法人コード(主キー),直納対象チェーン店舗コード(主キー),納入先チェーン組織コード(外部キー)

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 複合主キーおよび納入先の外部キーをすべて過不足なく抽出できている。
  • 1点: 主キーまたは外部キーのいずれかが欠落している。
  • 0点: 属性を正しく抽出できていない。
論理性(構造)1点
  • 1点: 属性名が本文の字句どおりであり、キーの注記が無い、または注記が公式解答(チェーン法人コード・直納対象チェーン店舗コード(主キー)、納入先チェーン組織コード(外部キー))と一致しているもの。
  • 0点: 公式解答と食い違うキーの注記があるもの(例:主キーを外部キーとだけ注記する、外部キーを主キーとするなど)(主キーの属性に(主キー)(外部キー)と両方を注記したものは減点しない)。

解説

本問は、関係スキーマ(図7)の「直納対象チェーン店舗」エンティティに追加される属性を答える問題です。

本エンティティは「チェーン店舗」のサブタイプであるため、主キーとして「チェーン法人コード,直納対象チェーン店舗コード」を保持します。
さらに、本エンティティは「納入先」でもあるため、識別するための外部キーとして「納入先チェーン組織コード」を保持する必要があります。
よって、空欄 く には「チェーン法人コード,直納対象チェーン店舗コード,納入先チェーン組織コード」が入ります。

(10)配点 2点

表の①の「設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ」を答えよ。

模範解答

納入商品最終ロット

受注

出荷指示

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 「納入商品最終ロット」「受注」「出荷指示」のいずれかを答えたもの(①〜③の行の順は問わない)。
  • 0点: 「納入商品最終ロット」「受注」「出荷指示」以外のもの、又は無解答。

解説

本問は、設計変更によって「チェーンDC」への参照がどのように変わったかを答える問題です。

設計変更前、図2において「チェーンDC」を参照していたマスタ・在庫領域のエンティティは「納入商品最終ロット」です(チェーンDCごとにロット逆転禁止を管理するため)。
よって、表の①の「設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ」は「納入商品最終ロット」となります。

(11)配点 2点

表の①の「それぞれに対応する設計変更後の参照先エンティティタイプ」を答えよ。

模範解答

納入先

受注先

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 同じ行(①)の「設計変更前」の解答に対応する参照先(納入商品最終ロット→納入先、受注→受注先、出荷指示→納入先)を正しく答えたもの。
  • 0点: 同じ行の「設計変更前」の解答に対応しない参照先、又は同じ行の「設計変更前」が誤答や無解答のもの。

解説

本問は、設計変更によって「チェーンDC」への参照がどのように変わったかを答える問題です。

ロット逆転禁止の管理は、物理的な納入先に対して行われるため、設計変更後の参照先は「納入先」となります。
よって、表の①の「それぞれに対応する設計変更後の参照先エンティティタイプ」は「納入先」となります。

(12)配点 2点

表の②の「設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ」を答えよ。

模範解答

納入商品最終ロット

受注

出荷指示

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 「納入商品最終ロット」「受注」「出荷指示」のいずれかで、①の設計変更前の解答と異なるもの。
  • 0点: 「納入商品最終ロット」「受注」「出荷指示」以外のもの、又は①の設計変更前の解答と同じもの。

解説

本問は、設計変更によって「チェーンDC」への参照がどのように変わったかを答える問題です。

設計変更前、トランザクションの受注時に顧客からの受付窓口として「チェーンDC」が参照されていました(受注エンティティ)。
よって、表の②の「設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ」は「受注」となります。

(13)配点 2点

表の②の「それぞれに対応する設計変更後の参照先エンティティタイプ」を答えよ。

模範解答

納入先

受注先

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 同じ行(②)の「設計変更前」の解答に対応する参照先(納入商品最終ロット→納入先、受注→受注先、出荷指示→納入先)を正しく答えたもの。
  • 0点: 同じ行の「設計変更前」の解答に対応しない参照先、又は同じ行の「設計変更前」が誤答や無解答のもの。

解説

本問は、設計変更によって「チェーンDC」への参照がどのように変わったかを答える問題です。

設計変更により、受注の受付窓口は「チェーンDC」または「チェーン本支部」となり、これらは総称して「受注先」としてモデル化されました。
よって、受注エンティティからの新たな参照先は「受注先」となります。

(14)配点 2点

表の③の「設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ」を答えよ。

模範解答

納入商品最終ロット

受注

出荷指示

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 「納入商品最終ロット」「受注」「出荷指示」のいずれかで、①・②の設計変更前の解答と異なるもの。
  • 0点: 「納入商品最終ロット」「受注」「出荷指示」以外のもの、又は①・②の設計変更前の解答と同じもの。

解説

本問は、設計変更によって「チェーンDC」への参照がどのように変わったかを答える問題です。

設計変更前、出荷処理を行う際の目的地として「出荷指示」エンティティが「チェーンDC」を参照していました。
よって、表の③の「設計変更前にチェーンDCを参照していた三つのエンティティタイプ」は「出荷指示」となります。

(15)配点 2点

表の③の「それぞれに対応する設計変更後の参照先エンティティタイプ」を答えよ。

模範解答

納入先

受注先

採点基準

知識・理解度(内容)2点
  • 2点: 同じ行(③)の「設計変更前」の解答に対応する参照先(納入商品最終ロット→納入先、受注→受注先、出荷指示→納入先)を正しく答えたもの。
  • 0点: 同じ行の「設計変更前」の解答に対応しない参照先、又は同じ行の「設計変更前」が誤答や無解答のもの。

解説

本問は、設計変更によって「チェーンDC」への参照がどのように変わったかを答える問題です。

設計変更により、出荷の目的地は「チェーンDC」または「直納対象チェーン店舗」となり、これらは総称して「納入先」としてモデル化されました。
よって、出荷指示エンティティからの新たな参照先は「納入先」となります。

設問2では,(1)の正答率は高かったが,(3)については不十分な解答が散見された。設計変更後の参照先エンティティタイプの役割を注意深く読み取り,影響するトランザクションのエンティティタイプを見極めてほしい。

Spineチーム