令和4年度 ITパスポート試験 公開問題 問15

業務プロセスを,例示するUMLのアクティビティ図を使ってモデリングしたとき,表現できるものはどれか。

業務プロセスを例示するUMLのアクティビティ図
図の説明テキスト

業務プロセスを例示するUMLのアクティビティ図。スイムレーンは縦に「業務群A」「業務群B」、横に「X」「Y」の格子状で区切られている。
処理の流れ:

  1. 開始ノード(X行・業務群A列)からマージノード(ひし形)へ遷移。
  2. マージノードから「業務a」(X行・業務群A列)へ遷移。
  3. 「業務a」から「業務b」(Y行・業務群A列)へ遷移。
  4. 「業務b」から分岐ノード(ひし形、Y行の業務群A列と業務群B列の境界上)へ遷移。
  5. 分岐ノードから[NO]の条件でマージノード(ステップ1の直後)へ戻る。
  6. 分岐ノードから[YES]の条件で「業務c」(X行・業務群B列)へ遷移。
  7. 「業務c」から終了ノード(X行・業務群B列)へ遷移して終了。
解答・解説

正解: エ. 業務で必要となる人の役割

UMLのアクティビティ図は、業務プロセスの流れやシステムの制御フローをモデリングする図です。
例示された図では、全体の枠が縦横の格子状に分割されており、縦方向の列に「業務群A」「業務群B」、横方向の行に「X」「Y」というラベルが付けられています。この分割された枠はスイムレーン(パーティション)と呼ばれます。
図の処理の流れを見ると、「業務a」と「業務b」は「業務群A」の列にあり、「業務c」は「業務群B」の列に配置されています。このように、特定の業務をどの領域(誰、どの部門、どの役割など)が担当するかを視覚的に表現できるのがスイムレーンの特徴です。
したがって、アクティビティ図のスイムレーンを用いることで表現できるのは、「業務で必要となる人の役割」です。

各選択肢の解説

  • ア(業務で必要となるコスト):アクティビティ図には処理の順序や分岐が描かれますが、コストを表現するための要素や記述はありません。
  • イ(業務で必要となる時間):アクティビティ図は制御の流れ(「業務a」の次に「業務b」を行うなど)を示しますが、処理にかかる時間やスケジュールの制約を表現するものではありません。
  • ウ(業務で必要となる成果物の品質指標):この図から業務結果の品質水準や指標を読み取ることはできません。
  • エ(業務で必要となる人の役割):正解です。スイムレーン(「業務群A」「業務群B」などの枠)によって、業務を担当する役割や部門を表現できます。

Spineチーム