令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問10
L1,L2と2段のキャッシュをもつプロセッサにおいて,あるプログラムを実行したとき,L1キャッシュのヒット率が 0.95,L2キャッシュのヒット率が 0.6 であった。このキャッシュシステムのヒット率は幾らか。ここで L1キャッシュにあるデータは全て L2キャッシュにもあるものとする。
解答・解説
正解: エ. 0.98
2段のキャッシュシステム(L1キャッシュおよびL2キャッシュ)において、全体のキャッシュヒット率は、プロセッサが要求したデータがL1キャッシュまたはL2キャッシュのいずれかに存在する確率を指します。
全体のキャッシュヒット率は以下の手順で計算します。
L1キャッシュでヒットする確率:
問題文より、L1キャッシュのヒット率は です。L1キャッシュでミスし、かつL2キャッシュでヒットする確率:
L1キャッシュでミスする確率は です。
L1キャッシュでミスしたデータのうち、L2キャッシュでヒットする確率は です。
したがって、L1でミスしてL2でヒットする確率は となります。全体のキャッシュヒット率:
L1でヒットする確率と、L1でミスしてL2でヒットする確率を足し合わせます。
したがって、正解は エ(0.98) となります。