正解の根拠
稼働率(α) は、システムが正常に稼働している時間の割合を示し、以下の式で求められます。
α=MTBF+MTTRMTBF
この式を変形して、MTTR と MTBF の関係を導きます。
両辺の逆数を取ります。
α1=MTBFMTBF+MTTR=1+MTBFMTTR
移項して整理します。
MTBFMTTR=α1−1
この関係式から、稼働率 α が等しければ、MTTR/MTBF の値も必ず等しくなる ことがわかります。したがって、αA=αB のとき、MTTRA/MTBFA=MTTRB/MTBFB が常に成り立ちます。
各選択肢の解説
- ア:誤り。αA=αB であっても、比率(MTTR/MTBF)が等しければよいため、MTBF や MTTR のそれぞれの絶対値が等しいとは限りません。
- イ:正解。上記の式変形の通り、稼働率が等しければ MTTR/MTBF も等しくなります。
- ウ:誤り。αA>αB の場合、MTTRA/MTBFA<MTTRB/MTBFB となりますが、MTBF や MTTR 単独の大小関係をこの条件だけで一意に決めることはできません。
- エ:誤り。関係式 MTBFMTTR=α1−1 からわかるように、稼働率 α が大きくなるほど MTTR/MTBF の値は 小さく なります。したがって、αA>αB の場合は MTTRA/MTBFA<MTTRB/MTBFB となるのが正しい関係です。