令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問11

サービス提供時間帯が毎日 6 〜 20 時のシステムにおいて,ある月の停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間は次のとおりであった。この月のサービス可用性は何%か。ここで,1か月の稼働日数は 30 日であって,サービス可用性(%)は小数第2位を四捨五入するものとする。

〔停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間〕

  • システム障害によるサービス提供時間内の停止時間:7時間
  • システム障害への対処に要したサービス提供時間外の修復時間:3時間
  • サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間:8時間
解答・解説

正解: ウ. 98.3

本問は、システムのサービス可用性を算出する問題です。可用性は、「サービスが利用可能であると合意された時間(計画サービス提供時間)」に対して、「実際にサービスが利用可能であった時間」の割合で求められます。

1. 計画サービス提供時間の算出

サービス提供時間帯は毎日6〜20時なので、1日のサービス提供時間は14時間です。
1か月の稼働日数は30日なので、1か月の計画サービス提供時間は以下のようになります。
14時間/日×30日=420時間 14\text{時間/日} \times 30\text{日} = 420\text{時間}

2. 実際のサービス提供時間の算出

システム障害による停止やメンテナンスのうち、サービス提供時間内に発生したものだけが可用性に影響します。

  • サービス提供時間内の停止時間:7時間(可用性の低下要因)
  • サービス提供時間外の修復時間:3時間(提供時間外なので可用性に影響しない)
  • サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間:8時間(提供時間外なので可用性に影響しない)

したがって、実際のサービス提供時間は以下のようになります。
420時間−7時間=413時間 420\text{時間} - 7\text{時間} = 413\text{時間}

3. サービス可用性の算出

サービス可用性は以下の式で求められます。
実際のサービス提供時間計画サービス提供時間×100 \frac{\text{実際のサービス提供時間}}{\text{計画サービス提供時間}} \times 100

数値を当てはめると、
413420×100=98.333… \frac{413}{420} \times 100 = 98.333\dots

小数第2位を四捨五入すると 98.3% となります。
よって、正解は「ウ」です。

各選択肢の解説

  • ア (95.7): サービス提供時間内の停止時間(7時間)に加えて、サービス提供時間外の修復時間(3時間)とシステムメンテナンス時間(8時間)のすべてを停止時間として計算してしまった場合の誤答です(420−(7+3+8)420×100≈95.7% \frac{420 - (7 + 3 + 8)}{420} \times 100 \approx 95.7\% )。
  • イ (97.6): サービス提供時間内の停止時間(7時間)に加えて、サービス提供時間外の修復時間(3時間)も停止時間として計算してしまった場合の誤答です(420−(7+3)420×100≈97.6% \frac{420 - (7 + 3)}{420} \times 100 \approx 97.6\% )。
  • ウ (98.3): 正解です。
  • エ (99.0): 何らかの計算ミスや、考慮すべき数値を誤った場合の誤答です。

Spineチーム