令和3年度 春期 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 ネットワークスペシャリスト試験 ITサービスマネージャ試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問21
マネジメントシステム監査対象別の監査着眼点・指摘事項
マスタファイル管理に関するシステム監査項目のうち,可用性に該当するものはどれか。
解答・解説
正解: ア. マスタファイルが置かれているサーバを二重化し,耐障害性の向上を図っていること
情報セキュリティマネジメントにおける情報セキュリティの三大要素(CIA)の一つである 可用性(Availability) について問う問題です。
可用性 とは、認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできる状態を確実にする特性のことです。システム障害や機器の故障などが発生しても、サービスを停止させずに継続して利用できるようにすることが求められます。
各選択肢の解説
- ア: 正解です。サーバを 二重化 して耐障害性を向上させることは、システムダウンによるサービス停止を防ぐための対策であり、可用性 に該当します。
- イ: 誤りです。データを複数件まとめて検索・加工するための機能は、システムの利便性や処理効率を向上させる機能要件であり、情報セキュリティにおける可用性には該当しません。
- ウ: 誤りです。マスタファイルのメンテナンスを特権アカウントを付与された者だけに許すことは、権限のないアクセスや情報漏えいを防ぐための対策であり、機密性(Confidentiality) に該当します。
- エ: 誤りです。マスタファイルへのデータ入力チェック機能は、データの不整合や誤入力を防ぎ、正確な状態を維持するための対策であり、完全性(Integrity) に該当します。