令和5年度 秋期 高度試験 午前I 問11

IPv4ネットワークにおけるマルチキャストの使用例に関する記述として,適切なものはどれか。

解答・解説

正解: エ. ルータがRIP-2プロトコルを使用して,隣接するルータのグループに,経路の更新情報を送信する際に使用する。

IPv4ネットワークの通信方式には、主に特定の1台に送信するユニキャスト、不特定多数の全員に送信するブロードキャスト、特定のグループに所属する複数の機器に送信するマルチキャストがあります。

RIP-2(Routing Information Protocol version 2)は、ルーティングプロトコルの一つであり、隣接するルータ間で経路情報を交換する際にマルチキャスト(アドレス 224.0.0.9)を使用します。

各選択肢の解説

  • ア:誤り。DHCPクライアントがIPアドレスを要求する際のDHCPDISCOVERメッセージは、ネットワーク全体に送る必要があるためブロードキャストが使用されます。
  • イ:誤り。ARPによるMACアドレスの問い合わせ(ARPリクエスト)は、宛先MACアドレスが不明な状態で行うためブロードキャストが使用されます。
  • ウ:誤り。SMTPを用いた電子メールの送信は、TCPコネクションを確立して行われる1対1の通信であるユニキャストで行われます。メーリングリストの一斉送信であっても、サーバが各宛先にユニキャスト通信を繰り返して送信します。
  • エ:正しい。ルータがRIP-2プロトコルを使用して経路の更新情報を送信する際は、特定のルータグループ宛てに送信するためマルチキャストが使用されます。

Spineチーム