令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 データベーススペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 システム監査技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 午前 I 問題 【共通】 問4

テクノロジハードウェア

この問題は2024(R6)秋 高度試験共通 午前Iに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

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キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の 1/301/30 で,ヒット率が 95%95\% のとき,実効メモリアクセス時間は,主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。

解答・解説を読む

正解: 選択肢

実効メモリアクセス時間とは、キャッシュメモリと主記憶(メインメモリ)を組み合わせた記憶システムにおいて、CPUがデータにアクセスするのにかかる平均的な時間のことです。

実効メモリアクセス時間は以下の計算式で求められます。
実効メモリアクセス時間=(キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率)+(主記憶のアクセス時間×(1ヒット率)) 実効メモリアクセス時間 = (キャッシュメモリのアクセス時間 \times ヒット率) + (主記憶のアクセス時間 \times (1 - ヒット率))

主記憶のアクセス時間を TT とおくと、問題文の条件より以下のようになります。

  • キャッシュメモリのアクセス時間:130T\frac{1}{30}T
  • ヒット率:0.950.95

これらを計算式に当てはめると、次のようになります。
実効メモリアクセス時間=(130T×0.95)+(T×(10.95)) 実効メモリアクセス時間 = \left( \frac{1}{30}T \times 0.95 \right) + \left( T \times (1 - 0.95) \right)
=T×(0.9530+0.05) = T \times \left( \frac{0.95}{30} + 0.05 \right)
=T×(953000+5100) = T \times \left( \frac{95}{3000} + \frac{5}{100} \right)
T×(0.03166+0.05) \approx T \times \left( 0.03166\dots + 0.05 \right)
T×0.08166 \approx T \times 0.08166\dots

したがって、実効メモリアクセス時間は主記憶のアクセス時間の 約0.08倍 となり、正解は「イ」です。

各選択肢の解説

  • ア(0.03):誤り。すべてのデータがキャッシュメモリに存在すると仮定した場合(ヒット率 100%100\%)のアクセス時間(1300.033\frac{1}{30} \approx 0.033)に近いため、キャッシュミス時に主記憶へアクセスする時間が考慮されていません。
  • イ(0.08):正解。上記の計算の通り、正しい実効メモリアクセス時間の倍率です。
  • ウ(0.37):誤り。主記憶のアクセス時間やキャッシュメモリのアクセス時間を誤って適用したなどの計算ミスが原因と考えられます。
  • エ(0.95):誤り。ヒット率(95%95\%)の数値をそのまま倍率として選んでしまっています。