令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前II 問題 問11

テクノロジハードウェア組込み・IoT

この問題は2025(R7)秋 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前IIに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

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マイコンに供給するクロックとシリアル通信ポートに使用するクロックとを共用するマイコンシステムがある。nnが自然数のとき,クロックを2n2^n分の1に分周して57.6kビット/秒の通信速度が得られるクロック周波数は何MHzか。ここで,シリアル通信ポートのクロックの誤差は5%以内とする。

図表: bb_8_2
図の説明テキスト

マイコンシステムのブロック図。

  • 「クロック発生器」ブロックから「マイコン」ブロックおよび「分周器」ブロックへ矢印が引かれている。
  • 「分周器」ブロックから「シリアル通信ポート」ブロックへ矢印が引かれている。
  • 「シリアル通信ポート」ブロックから右方向へ矢印が引かれており、矢印の横に「伝送線路」と記載されている。

解答・解説を読む

正解: 選択肢

マイコンのクロック周波数と通信速度の関係から、条件を満たす周波数を求める問題です。

  1. 求める通信速度は 57.6 kビット/秒(57,600 ビット/秒)です。

  2. シリアル通信ポートのクロックの誤差は5%以内という条件から、許容される分周後の周波数の範囲は 57600×0.95=5472057600 \times 0.95 = 54720 から 57600×1.05=6048057600 \times 1.05 = 60480 までとなります。

  3. 選択肢のクロック周波数 ff2n2^n で割った値が、この範囲(54720f/2n6048054720 \le f / 2^n \le 60480)に収まるかを確認します。

各選択肢の解説

  • ア (52 MHz): 52×10652 \times 10^6210=10242^{10} = 1024 で割ると 50781.2550781.25 となり、下限の 54,720 を下回るため誤りです(29=5122^9 = 512で割った場合も上限を上回ります)。

  • イ (60 MHz): 60×10660 \times 10^6210=10242^{10} = 1024 で割ると 58593.7558593.75 となります。これは 5760057600 との誤差が約 1.7%1.7\% であり、許容範囲(54,720〜60,480)内に収まるため正解です。

  • ウ (66 MHz): 66×10666 \times 10^6210=10242^{10} = 1024 で割ると 64453.12564453.125 となり、上限の 60,480 を上回るため誤りです。

  • エ (72 MHz): 72×10672 \times 10^6210=10242^{10} = 1024 で割ると 70312.570312.5 となり上限を大きく上回るため誤りです(211=20482^{11} = 2048 で割った場合も下限を下回ります)。