好機(こうき)
リスクマネジメントにおいて、発生した場合にプロジェクトの目標(スケジュール短縮、コスト削減、品質向上など)に対してプラスの影響をもたらす不確実な事象や状況。目標にマイナスの影響を及ぼす「脅威」と対になる概念であり、リスク対応では脅威の軽減とあわせて好機の増大を図る。
詳細解説
PMBOKガイドはリスクを、発生すればプロジェクトの目標にプラスまたはマイナスの影響を及ぼす不確実な事象や状態と定義し、JIS Q 21500の「リスクへの対応」も脅威の軽減と並べて好機を高めることを目的に挙げています。新技術の導入による工期短縮や、為替変動による調達費用の減少などが好機の例です。
好機への対応戦略には、不確実性を取り除いて確実に起こるよう働きかける「活用」、発生確率やプラスの影響度を高める「強化」、好機を捉える能力が高い第三者と組んで利益を分かち合う「共有」、特別な対策をとらず実現した際に恩恵を受ける「受容」があり、PMBOKガイド第6版はプロジェクトの権限を超える好機を上位の組織に委ねる「エスカレーション」も加えています。好機の実現を確実にする「活用」と、確率や影響を引き上げるにとどまる「強化」の違いは取り違えやすい点です。
好機が問われた過去問
- 2021(R3)春 午前 問54PMBOKガイド第6版によれば,リスクにはマイナスの影響を及ぼすリスク(脅威)とプラスの影響を及ぼすリスク(好機)がある。プラスの影響を及ぼ