MIPS(みっぷす)

1秒間に実行できる命令の数を、100万(10の6乗)を単位として表したプロセッサの処理速度の指標。Million Instructions Per Secondの略で、数値が大きいほど単位時間あたりに多くの命令を実行できることを示す。

詳細解説

プロセッサの処理能力を定量的に比較する際などに用いられます。1命令あたりの平均実行時間(秒)から求める場合は「MIPS = 1 ÷(平均命令実行時間 × 10の6乗)」、クロック周波数(Hz)とCPIから求める場合は「MIPS = クロック周波数 ÷(CPI × 10の6乗)」という関係式で算出できます。命令の種類ごとに実行時間や必要クロック数が異なる場合は、各命令の出現比率(命令ミックス)を掛けて足し合わせた加重平均を先に求めてから計算します。

途中で求めた平均命令実行時間を最終的な値と取り違えたり、100万単位への換算を落としたりしないよう注意します。また、浮動小数点演算の実行回数を基準とするFLOPS(Floating-point Operations Per Second)とは対象が異なり、MIPSは整数演算や制御命令などを含めた命令全体の実行数を扱います。なお、命令セットアーキテクチャが異なると1命令で行える処理の粒度が違うため、異なる設計のプロセッサ間で単純にMIPS値だけを比較しても実効性能の優劣は判断できません。

MIPSが問われた過去問

MIPSが登場する過去問

  • 2024(R6)秋 午前 問15あるクライアントサーバシステムにおいて,クライアントから要求された1件の検索を処理するために,サーバで平均100万命令が実行される。1件の検
  • 2022(R4)秋 午前 問15あるクライアントサーバシステムにおいて,クライアントから要求された 1件の検索を処理するために,サーバで平均 100万命令が実行される。1件

関連する分野

ハードウェア プロセッサ・性能計算

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