令和5年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問18

TPM 2.0 で定義されている機能はどれか。

解答・解説

正解: エ. モジュール内で暗号化のための鍵を生成し,安全に保管する機能

TPM (Trusted Platform Module) は、コンピュータのセキュリティを高めるためにマザーボード等に組み込まれるセキュリティチップです。

TPMは独立したプロセッサと不揮発性メモリを備えており、モジュール内で暗号化のための鍵の生成や保管、デジタル署名の作成と検証、プラットフォームの完全性検証などの暗号処理を安全に行う機能を提供します。鍵や証明書などの重要なデータをハードウェアレベルで保護できるため、ソフトウェアからの不正アクセスを防ぐことができます。

各選択肢の解説

  • ア: TLS通信におけるデータの暗号化及び復号は、OSやソフトウェア(TLSライブラリ)、または専用のハードウェアアクセラレータなどが行う処理であり、TPMで定義されている主たる機能ではありません。
  • イ: サーバでの認証回数(カウンタ)とシードを用いてワンタイムパスワードを生成する機能は、HOTP (HMAC-based One-Time Password) などのイベント同期式ワンタイムパスワードの説明です。
  • ウ: 時刻(経過時間)とシードを用いてワンタイムパスワードを生成する機能は、TOTP (Time-based One-Time Password) などのタイムスタンプ同期式ワンタイムパスワードの説明です。
  • エ: 正解。TPMの重要な機能として、モジュール内部での暗号鍵の生成や、その鍵の安全な保管(耐タンパ性)が挙げられます。

Spineチーム