令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前II 問11

コトラーによれば,顧客価値ヒエラルキーとして五つの製品レベルを分類したときに,表中の a に該当するものはどれか。

顧客価値ヒエラルキー
図の説明テキスト
製品レベル 各レベルの説明
基本レベル a 顧客が実質的に手にする基本的なサービスやベネフィット
第2レベル 基本製品 具体的サービスやベネフィット
第3レベル 期待製品 顧客の期待するサービスやベネフィット
第4レベル 膨張製品 顧客の期待を上回るサービスやベネフィット
第5レベル 潜在製品 顧客を満足させ,自社の提供物を特徴づける常に新しい方法を模索するサービスやベネフィット
解答・解説

正解: エ. 中核ベネフィット

コトラーの顧客価値ヒエラルキー(五つの製品レベル)に関する問題です。
フィリップ・コトラーは、顧客が製品から得る価値を5つの階層(レベル)で分類しました。最も基本的な価値から順に以下のようになります。

  1. 中核ベネフィット: 顧客が本当に買っている基本的なサービスや利益。
  2. 基本製品: 中核ベネフィットを具体的な製品にしたもの。
  3. 期待製品: 顧客が製品を購入する際に当然期待する属性や条件。
  4. 拡張製品: 顧客の期待を上回り、他社製品と差別化されたもの。
  5. 潜在製品: 将来、その製品が遂げるかもしれないあらゆる拡張や変容。

したがって、このヒエラルキーの分類に含まれるのは中核ベネフィットであり、正解は「エ」となります。

各選択肢の解説

  • ア イノベーション: 顧客価値ヒエラルキーの5つのレベルには含まれません。技術革新や新機軸を意味します。
  • イ 既存製品: 顧客価値ヒエラルキーの5つのレベルには含まれません。
  • ウ 試作品: 顧客価値ヒエラルキーの5つのレベルには含まれません。製品開発段階におけるプロトタイプを意味します。
  • エ 中核ベネフィット: 正解です。製品レベルの最も基本的な層であり、顧客が本質的に求めている便益を指します。

Spineチーム