令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問題 問77

A社とB社の比較表から分かる,A社の特徴はどれか。

図表 bb_41_2
図の説明テキスト

右上部注記: 単位 億円

A社 B社
売上高 1,000 1,000
変動費 500 800
固定費 400 100
営業利益 100 100
解答・解説

正解: ア. 売上高の増加が大きな利益に結び付きやすい。

A社とB社の収益構造を比較して、A社の特徴を分析します。
与えられた表(図表 bb_41_2)から、両社の限界利益(売上高 - 変動費)と限界利益率(限界利益 ÷\div 売上高)を計算します。

  • A社の限界利益: 1,000−500=5001,000 - 500 = 500(億円)
  • A社の限界利益率: 500÷1,000=0.5500 \div 1,000 = 0.5(50%50\%)
  • B社の限界利益: 1,000−800=2001,000 - 800 = 200(億円)
  • B社の限界利益率: 200÷1,000=0.2200 \div 1,000 = 0.2(20%20\%)

A社はB社と比較して、変動費が少なく固定費が多いコスト構造であり、限界利益率が高いことが分かります。限界利益率が高い企業は、損益分岐点(利益がゼロになる売上高)を超えた後の売上の増加が、大きな利益の増加に結び付きやすいという特徴があります。したがって、正解はアとなります。

各選択肢の解説

  • ア: 正解。A社は限界利益率が高いため、売上高が増加すると限界利益も大きく増加し、それが大きな利益(営業利益)の増加に直結する構造です。
  • イ: 誤り。計算の通り、A社の限界利益率(50%50\%)は、B社の限界利益率(20%20\%)よりも高いです。
  • ウ: 誤り。損益分岐点売上高(固定費 ÷\div 限界利益率)を計算すると、A社は 400÷0.5=800400 \div 0.5 = 800 億円、B社は 100÷0.2=500100 \div 0.2 = 500 億円となり、A社の方が損益分岐点が高いです。
  • エ: 誤り。A社は固定費の負担が大きく損益分岐点が高いため、売上高が減少すると赤字に陥りやすく、不況に対する抵抗力は弱いと言えます。不況抵抗力が強いのは、固定費が少なく損益分岐点が低いB社の特徴です。

Spineチーム