令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 データベーススペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 システム監査技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問19

マネジメントプロジェクト計画

この問題は2025(R7)秋 高度試験共通 午前Iに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

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あるプロジェクトは4月から9月までの6か月間で開発を進めており,現在のメンバー全員が9月末まで作業すれば完了する見込みである。しかし,他のプロジェクトで発生した緊急の案件に対応するために,8月初めから,4人のメンバーがプロジェクトから外れることになった。9月末に予定どおり開発を完了させるために,7月の半ばからメンバーを増員する。条件に従うとき,人件費は何万円増加するか。

〔条件〕

  • 元のメンバーと増員するメンバーの,プロジェクトにおける生産性は等しい。
  • 7月の半ばから7月末までの0.5か月間,元のメンバー4人から増員するメンバーに引継ぎを行う。
  • 引継ぎの期間中は,元のメンバー4人と増員するメンバーはプロジェクトの開発作業を実施しないが,人件費は全額をこのプロジェクトに計上する。
  • 人件費は,1人月当たり100万円とする。

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正解: 選択肢

正解の根拠

本設問では、メンバーの離脱および引継ぎによって不足する開発工数を計算し、それを補うための増員人数と、その結果生じる人件費の増加額を順を追って求めます。

  1. 不足する工数の計算

    • 離脱するメンバーによる不足分: 8月初めから9月末までの2か月間、4人がプロジェクトから外れるため、4×2か月=8人月4 \text{人} \times 2 \text{か月} = 8 \text{人月} の工数が不足します。
    • 引継ぎによる遅延分: 7月半ばから7月末の0.5か月間、引継ぎを行う元のメンバー4人は開発作業を行えません。これにより、4×0.5か月=2人月4 \text{人} \times 0.5 \text{か月} = 2 \text{人月} の工数が遅延・不足します。
    • したがって、増員メンバーがカバーすべき合計工数は 8+2=10人月8 + 2 = 10 \text{人月} となります。
  2. 必要な増員人数の計算

    • 増員メンバーは引継ぎ期間(0.5か月)を終えた後、8月と9月の2か月間で開発作業を行います。
    • 2か月間で10人月分の作業を完了させる必要があるため、必要な人数は 10人月÷2か月=510 \text{人月} \div 2 \text{か月} = 5 \text{人} です。
  3. 人件費の増加額の計算

    • 増加する人件費(増員メンバー分): 増員メンバー5人は、7月半ばから9月末まで2.5か月間プロジェクトに参加します。その人件費は 5×2.5か月×100万円/人月=1250万円5 \text{人} \times 2.5 \text{か月} \times 100 \text{万円/人月} = 1250 \text{万円} です。
    • 減少する人件費(離脱メンバー分): 元のメンバー4人が8月から9月の2か月間外れるため、浮く人件費は 4×2か月×100万円/人月=800万円4 \text{人} \times 2 \text{か月} \times 100 \text{万円/人月} = 800 \text{万円} です。
    • 最終的な人件費の増加額は、1250万円800万円=450万円1250 \text{万円} - 800 \text{万円} = 450 \text{万円} となります。

よって、正解はです。

各選択肢の解説

  • ア(200): 誤り。引継ぎによって元のメンバーが開発できない分の工数(4×0.5か月=2人月4 \text{人} \times 0.5 \text{か月} = 2 \text{人月})のみを金額換算(200万円)してしまった結果と考えられます。
  • イ(250): 誤り。必要な増員人数(5人)は求められたものの、引継ぎ期間(0.5か月)にかかる増員メンバーの人件費(5×0.5か月=2.5人月5 \text{人} \times 0.5 \text{か月} = 2.5 \text{人月})のみを増加分(250万円)として計算した誤りです。
  • ウ(450): 正解。
  • エ(700): 誤り。増員メンバーの追加人件費と削減される人件費の差し引きの計算を誤っているなど、工数計算の過程に誤りがあります。