令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前II 問13
ストラテジシステム戦略・企画経営戦略システム企画・IT投資管理戦略分析・競争戦略
IT投資に対する評価指標の設定に際し,バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に,内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
解答・解説
正解: エ. 注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
バランススコアカード(BSC)は、企業のビジョンと戦略を、以下の4つの視点から具体的な目標や指標(KPI)に落とし込んで業績を評価する手法です。内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIを問う問題です。 過去の業績を示す財務的指標である財務の視点、顧客からどう見られているかを示す顧客の視点、優れた業務プロセスを構築・維持するための内部ビジネスプロセスの視点、従業員の能力向上や企業風土の改善を促す学習と成長の視点の4つの視点があります。 設問では「内部ビジネスプロセスの視点」に該当するものを探すため、業務プロセスの改善や効率化に関する指標である「注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする」が正解となります。
各選択肢の解説
- ア:「ITリテラシ向上のための研修会の受講率」は従業員の能力向上や情報共有に関する指標であるため、学習と成長の視点に該当します。
- イ:「売上高営業利益率」は過去の業績や財務的な成果を示す指標であるため、財務の視点に該当します。
- ウ:「顧客クレーム件数」は顧客からの評価や顧客満足度に関連する指標であるため、顧客の視点に該当します。
- エ(正解):「注文受付から製品出荷までの日数短縮」は業務プロセスの効率化・改善に関する指標であるため、内部ビジネスプロセスの視点に該当します。