NAND(なんど)
すべての入力が1のときだけ0を出力し、入力のうち少なくとも1つが0であれば1を出力する基本論理演算、およびその演算を行う論理ゲート。Not ANDの略で、日本語では否定論理積と呼ばれる。論理積(AND)の出力を否定(NOT)で反転させた働きに等しい。
詳細解説
回路図の記号(MIL記号)では、ANDゲートの出力側に否定を表す小さな丸印を付けた形で描かれます。2つの入力端子に同じ信号を分岐して接続すると、入力が0のときは1、1のときは0が出るためNOTゲートとして動作します。さらにド・モルガンの法則を応用すれば、それぞれの入力を反転させてからNANDゲートに通すことで論理和(OR)と同じ結果が得られます。このようにNAND素子だけを組み合わせてNOT、AND、ORのすべてを実現できる性質を機能的完全性といい、あらゆる組合せ回路や順序回路を単一種類のゲートで構成できることから、半導体集積回路の設計などで広く用いられています。
NANDが問われた過去問
- 2023(R5)春 午前 問21NAND素子を用いた次の組合せ回路の出力 Z を表す式はどれか。ここで,論理式中の “.” は論理積,“+” は論理和,“\overline
- 2023(R5)春 午前I 問7NAND素子を用いた次の組合せ回路の出力Zを表す式はどれか。ここで,論理式中の “・” は論理積,“+” は論理和,“\overline{X
NANDが登場する過去問
- 2024(R6)春 午前 問21入力が A と B,出力が Y の論理回路を動作させたとき,図のタイムチャートが得られた。この論理回路として,適切なものはどれか。
- 2024(R6)秋 午前II 問11図の全加算器において,Xに当てはまる論理ゲートとして,適切なものはどれか。 ここで,HAは半加算器,入力のC0は,下位の桁からの桁上がり信号