令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問21

入力が A と B,出力が Y の論理回路を動作させたとき,図のタイムチャートが得られた。この論理回路として,適切なものはどれか。

タイムチャート
図の説明テキスト

入力A、入力B、出力Yのタイムチャート。各信号は 1 と 0 の 2 値をとる。縦の点線で区切られた区間ごとの値は左から次のとおり。

  • 区間1: A=0, B=1, Y=1
  • 区間2: A=0, B=0, Y=1
  • 区間3: A=1, B=1, Y=0
  • 区間4: A=0, B=0, Y=1
  • 区間5: A=1, B=1, Y=0
  • 区間6: A=0, B=0, Y=1
  • 区間7: A=1, B=0, Y=1
    AとBがともに1のときだけYが0になり、それ以外ではYは1である。
論理回路の選択肢
図の説明テキスト

選択肢ア〜エの論理回路記号。
ア: 入力A, B、出力YのXOR(排他的論理和)ゲート
イ: 入力A, B、出力YのXNOR(排他的論理和の否定)ゲート
ウ: 入力A, B、出力YのNANDゲート
エ: 入力A, B、出力YのNORゲート

解答・解説

正解: ウ. NAND(否定論理積)ゲート

論理ゲートとは

論理回路は、入力された 0 または 1 の信号に対して決められた演算を行い、出力結果を返す回路です。
各論理ゲートの基本的な動作は真理値表によって定義されます。

正解の根拠

タイムチャートから、各区間の入力 A、入力 B、出力 Y の関係を整理します。

  • 区間 1: A=0, B=1, Y=1
  • 区間 2: A=0, B=0, Y=1
  • 区間 3: A=1, B=1, Y=0
  • 区間 4: A=0, B=0, Y=1
  • 区間 5: A=1, B=1, Y=0
  • 区間 6: A=0, B=0, Y=1
  • 区間 7: A=1, B=0, Y=1

タイムチャート全体を通して、A と B がともに 1 のときだけ Y が 0 になり、それ以外では Y は 1 になっていることが読み取れます。
これは NAND(否定論理積)ゲートの動作と一致します。

各選択肢の解説

  • ア: XOR(排他的論理和)ゲートは、入力 A と B が異なるときに 1 を出力する回路です。区間 2 の A=0, B=0 のときに Y=1 となる動作と矛盾するため誤りです。

  • イ: XNOR(排他的論理和の否定)ゲートは、入力 A と B が等しいときに 1 を出力する回路です。区間 1 の A=0, B=1 のときに Y=1 となる動作と矛盾するため誤りです。

  • ウ: NAND(否定論理積)ゲートは、入力 A と B がともに 1 のときのみ 0 を出力し、それ以外では 1 を出力する回路です。タイムチャートの動作と一致するため正解です。

  • エ: NOR(否定論理和)ゲートは、入力 A と B がともに 0 のときのみ 1 を出力する回路です。区間 1 の A=0, B=1 のときに Y=1 となる動作と矛盾するため誤りです。

Spineチーム