令和元年度 宅地建物取引士資格試験 問14

不動産の登記に関する次の記述のうち、不動産登記法の規定によれば、誤っているものはどれか。

解答・解説

正解: 3. 登記官は、一筆の土地の一部が別の地目となったときであっても、職権で当該土地の分筆の登記をすることはできない。

正解は 選択肢3 です。

表示に関する登記は、登記官が職権ですることができます(不動産登記法第28条)。したがって、一筆の土地の一部が別の地目となったときなど必要があると認めるときは、登記官は職権で当該土地の分筆の登記をすることが可能です。よって、「職権で当該土地の分筆の登記をすることはできない」とする本記述は誤りとなります。

各選択肢の解説

  • 選択肢1: 正しい。登記の申請に係る不動産の所在地が当該申請を受けた登記所の管轄に属しないときは、登記官は理由を付した決定で当該申請を却下しなければなりません(不動産登記法第25条第1号)。

  • 選択肢2: 正しい。所有権の登記名義人が相互に異なる土地の合筆の登記は、することができません(不動産登記法第41条第1号)。

  • 選択肢3: 誤り。上記の通り、登記官は要件を満たせば職権で分筆の登記をすることが可能です。

  • 選択肢4: 正しい。登記の申請をする者の委任による代理人の権限は、本人の死亡によっては消滅しません(不動産登記法第17条第1号)。これは不動産取引の安全と登記手続きの円滑化を図るための特則です。

Spineチーム