令和3年度 宅地建物取引士資格試験 問47
税・その他景品表示法
宅地建物取引業者が行う広告に関する次の記述のうち、不当景品類及び不当表示防止法(不動産の表示に関する公正競争規約を含む。)の規定によれば、正しいものはどれか。
解答・解説
正解: 2. 団地(一団の宅地又は建物をいう。)と駅との間の距離は、駅から最も近い当該団地内の地点を起点又は着点として算出した数値を表示しなければならず、当該団地を数区に区分して取引するときは各区分ごとに距離を算出して表示しなければならない。
本問は、不当景品類及び不当表示防止法(不動産の表示に関する公正競争規約)に基づく、宅地建物取引業者の広告規制に関する問題です。正解は 選択肢2 です。
各選択肢の解説
選択肢1: 誤り
住宅の居室の広さを畳数で表示する場合、畳1枚当たりの広さは、実際に敷かれている畳の大きさにかかわらず、1.62平方メートル以上で換算して表示しなければなりません(不動産公正競争規約施行規則10条16号)。選択肢2: 正しい
出題当時の規約では、団地(一団の宅地又は建物)と駅等の間の距離は、原則として駅から最も近い当該団地内の地点を起点または着点として算出して表示するとされていました。ただし、当該団地を数区に区分して取引するときは、各区分ごとに距離を算出して表示しなければなりませんでした。選択肢3: 誤り
新築分譲マンション等の完成予想図による表示では、周囲の状況について現況に反する表示をしてはならないと規定されています(同規則10条28号)。したがって、周囲に存在しない公園等を表示することは不当表示に該当します。選択肢4: 誤り
二重価格表示において、過去の販売価格を比較対照価格とする場合、値下げの時期から6か月以内の期間に限って表示することができます(同規則13条)。1年以内とする本肢は誤りです。
現行法での扱い(2026年4月1日時点)
出題当時は、団地を数区に区分して取引する場合、各区分ごとに距離又は所要時間を算出する規定がありました。しかし、2022年9月1日施行の不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則の改正により、同規定は削除されました。現行の規定では、最も近い区画からの数値とともに最も遠い区画からの数値も表示することとされています。したがって選択肢2は誤りとなり、本問に正解はありません。