令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問題 問69
ストラテジ経営戦略技術経営・イノベーション
新しい事業に取り組む際の手法として,E.リースが提唱したリーンスタートアップの説明はどれか。
解答・解説
正解: エ. 実用最小限の製品・サービスを短期間で作り,構築・計測・学習というフィードバックループで改良や方向転換をして,継続的にイノベーションを行う手法
リーンスタートアップ(Lean Startup)は、アメリカの起業家であるエリック・リース(Eric Ries)が提唱した、新規事業などを立ち上げるためのマネジメント手法です。
コストをかけずに実用最小限の製品・サービス(MVP:Minimum Viable Product)を短期間で構築し、顧客の反応を計測し、そこから学習を得るという構築・計測・学習(Build-Measure-Learn)のフィードバックループを素早く回すことで、継続的に改良や方向転換(ピボット)を行い、リスクを最小限に抑えながらイノベーションを起こすことを目的としています。
したがって、この手法を説明している選択肢エが正解となります。
各選択肢の解説
- ア: 公共機関の補助金・助成金の交付を前提とし、公共性のある事業を立ち上げる手法に関する説明であり、リーンスタートアップとは関係ありません。
- イ: 競争力を喪失した事業分野に大規模な経営資源を追加投入する手法は、リスクを最小限に抑えながら小規模に素早く仮説検証を繰り返すリーンスタートアップの考え方と相反します。
- ウ: 「あらかじめ詳細に立案された事業計画を厳格に遂行して,成果の検証や計画の変更を最小限にとどめる」アプローチは、ウォーターフォール型のプロジェクト管理などの従来型の手法であり、環境変化に柔軟に対応するリーンスタートアップの対極にある考え方です。
- エ: 正解です。実用最小限の製品・サービスを短期間で作り、構築・計測・学習というフィードバックループで改良や方向転換をして、継続的にイノベーションを行うという記述は、リーンスタートアップの核心を正確に表しています。