令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 データベーススペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 システム監査技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問題【共通】 問20

サービスマネジメントシステムにおける問題管理の活動のうち,適切なものはどれか。

解答・解説

正解: エ. 問題を特定するために,インシデントのデータ及び傾向を分析する。

サービスマネジメントシステム(ITILなどのITSM)における問題管理の主な目的は、インシデントの根本原因を特定してインシデントの発生を防ぐこと、およびインシデントの再発を防止することです。そのための重要な活動の一つとして、過去のインシデントのデータや傾向を分析し、潜在的な問題を特定するプロアクティブ(予防的)な問題管理が存在します。

したがって、問題を特定するためにインシデントのデータ及び傾向を分析することは、問題管理の活動として適切です。

各選択肢の解説

  • ア: 問題管理の目的は根本原因の特定と解決ですが、すべての問題を「必ず恒久的に解決する」とは限りません。コストや技術的な制約により、ワークアラウンド(回避策)の適用にとどめ、それを受け入れる場合もあります。
  • イ: 根本原因が特定された問題やその回避策は「既知の誤り(Known Error)」として記録し、既知の誤りデータベース(KEDB)などで管理する必要があります。これにより、将来同じインシデントが発生した際に迅速な対応が可能になります。
  • ウ: 解決した問題の記録は、将来のインシデント解決や今後の傾向分析に向けた重要なナレッジベースとなるため、直ちに除外するべきではありません。
  • エ: 正解です。問題管理では、インシデントのデータや傾向を分析して未知・または潜在的な問題を特定する活動を行います。

Spineチーム