アローダイアグラム(あろーだいあぐらむ)

プロジェクトの各作業を矢印で、作業の開始や終了の節目を丸印の結合点(ノード)で表し、作業間の前後関係と所要期間をネットワーク状に表現する工程管理図法。四角い箱に作業を書くPDM(プレシデンスダイアグラム法)とは異なり、矢印の上に作業名や所要日数を添えて日程計画を可視化する。

詳細解説

図では左から右へ向かって時間の流れを表し、結合点に入るすべての矢印の作業が完了して初めて、その結合点から出る後続の作業を開始できます。実線の矢印だけでは前後の依存関係を正しく描き分けられない箇所には、所要日数が0で順序の制約のみを示す破線の矢印(ダミー作業)を補います。

アローダイアグラム
結合点を結ぶ実線矢印に作業名と所要日数を添え、破線矢印でダミー作業を表した日程計画の例です。先行作業の合流と分岐の順序関係を読み取れます。 出典: 令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問52 の図

各結合点に最も早く到達できる「最早結合点時刻」は、開始点から矢印の所要日数を順に加算し、矢印が2本以上入る結合点では、入ってくる矢印ごとに求めた値のうち最大のものを選んで求めます。反対に、全体の完了予定日を遅らせずに許容される「最遅結合点時刻」は、終了点から所要日数を逆算し、分岐する結合点では最小値を選んで算出します。作業を遅らせても全体の完了日に響かない余裕時間(総余裕日数)は「後続結合点の最遅結合点時刻 - 先行結合点の最早結合点時刻 - 所要日数」で計算でき、この余裕が0になる作業を連ねた最長経路がクリティカルパスとなります。合流点で最小値を選んだり、最早開始日と最遅開始日を取り違えたりしないよう注意が必要です。

アローダイアグラムが問われた過去問

  • 2021(R3)秋 午前 問52次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を,アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで,プレシ
  • 2021(R3)秋 午前I 問18次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を,アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで,プレシ
  • 2022年度(R4) 問43図のアローダイアグラムにおいて,作業Bが2日遅れて完了した。そこで,予定どおりの期間で全ての作業を完了させるために,作業Dに要員を追加するこ
  • 2022(R4)秋 午前II 問9図のアローダイアグラムから読み取れることとして,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日を1日目とする。
  • 2023年度(R5) 問41次のアローダイアグラムに基づき作業を行った結果,作業Dが2日遅延し,作業Fが3日前倒しで完了した。作業全体の所要日数は予定と比べてどれくらい
  • 2024年度(R6) 問41あるプロジェクトの作業間の関係と所要時間がアローダイアグラムで示されている。このアローダイアグラムのBからEの四つの結合点のうち,工程全体の
  • 2024(R6)春 午前 問52図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトがある。結合点5の最早結合点時刻はプロジェクトの開始から第何日か。ここで,プロジェクトの開始日は
  • 2024(R6)春 午前II 問19アローダイアグラムで表される日程のプロジェクトにおいて,現在のクリティカルパスは作業 A,D,I,J である。作業 D を 2 日,作業 J

アローダイアグラムが登場する過去問

  • 2024(R6)春 午前 問74分析対象としている問題に数多くの要因が関係し,それらが相互に絡み合っているとき,原因と結果,目的と手段といった関係を追求していくことによって

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