令和7年度 管理業務主任者試験 問18

排水設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

解答・解説

正解: 1. 排水横管の最小勾配は、排水及び汚物等を速やかに排除するために、管径が大きくなるほど、大きくとる。

正解は 1 です。

排水横管の最小勾配は、管内の流速を適正(一般的に 0.6∼1.5 m/s0.6 \sim 1.5\text{ m/s} 程度)に保ち、汚物等を速やかに排除できるように設定されます。管径が大きくなるほど管壁との摩擦抵抗の影響が相対的に小さくなり、緩い勾配でも必要な流速を確保できるため、管径が大きくなるほど最小勾配は小さく(緩く)とります。したがって、「管径が大きくなるほど、大きくとる」とする選択肢1の記述は不適切です。

各選択肢の解説

  • 1(不適切): 上記の通り、排水横管の最小勾配は管径が大きくなるほど小さく(緩く)設定します(例:管径 75 mm75\text{ mm} 以下で 1/501/50 以上、管径 100 mm100\text{ mm} で 1/1001/100 以上など)。
  • 2(適切): 雨水排水管を汚水排水のための配管設備(合流式の排水管など)に連結する場合、汚水管からの臭気や害虫等が雨水管を通じて外部や屋内に侵入するのを防ぐため、雨水排水管に排水トラップを設ける必要があります。
  • 3(適切): 特殊継手排水システムは、排水立て管の合流部等に特殊な形状の継手を用いて排水に旋回流を与え、管中心部に空気コア(通気経路)を形成することで管内圧力変動を抑制するシステムです。従来のシステムに比べて許容排水流量が大きく、通気立て管を省略することができます。
  • 4(適切): 排水用通気弁は、管内が負圧になった際に弁が開いて空気を取り入れ(吸気)、正圧時には弁が閉じて臭気の漏れを防ぐ器具です。吸気機能のみを持ち排気機能はないため、管内が負圧になる部分にのみ設置します。