令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 午後I 問題 問2 D市スマートシティ構想の弱み抽出とPoC指標

ストラテジシステム戦略・企画

この問題は2023(R5)春 ITストラテジスト 午後Iに出題されたものです。出題時点の法令・制度に基づく内容のため、現行の内容と一致しない場合があります。

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学習ガイド

D市が3層構成のスマートシティ基盤を整備し、三つのアプリでPoCを行う事例です。農村・観光・都市の課題から、市全体に共通する弱みを抽出します。基盤による変更容易性と分野間データ連携の狙いを整理し、PoCの実効性を測る指標へつなげます。本文・表・図の根拠を行き来し、用語だけを暗記するのではなく、短い記述にも判断の理由を残して解答する手順を示します。

この記事で押さえる論点

  • 地域全体の強みと弱みを、特定地域に限られた課題と区別して抽出できる
  • スマートシティプラットフォームの3層構成から整備の狙い(変更容易性・データ連携)を読み取る
  • オプトイン管理による利用者情報の取得目的を本文の字句で記述する
  • 三つのアプリと構想全体それぞれについてPoCの実効性指標を設定する

問題本文

地域におけるスマートシティ構想に関する次の記述を読んで,設問に答えよ。

 D市は,穏やかな気候で,野菜や果物の栽培,魚の養殖など農水産業が盛んな地域である。農水産業はD市の地域経済を支える基幹産業であり,古くから親しまれている農水産物はブランド認定品として広く認知され,大都市圏を中心に流通している。D市には,農水産業を営む農村部,温泉や渓谷などの自然観光資源がある観光部,企業のオフィスや商業施設などが集中した都市部がある。

 E社は,大手のSIベンダーであり,D市を含む全国の市町村向けに数多くの行政システムを提供している。E社は,D市を対象地域とするスマートシティ構想を検討しD市に提言することにし,地域が一体となって取り組むべき課題とその対応策を明らかにすることで地域活性化を図り,E社の事業領域拡大も狙うこととした。

〔D市の現状〕

 D市は近年,地域経済の縮小や人口減少,加えて,特に農村部で顕著な空き家問題など,社会課題が表面化してきており迅速な対策が必要である。E社は,D市の現状の課題を把握するために住民や観光客に対しアンケートやグループインタビューなどで調査を行った。

(1) 農村部の課題
 D市の農村部では,昨今の燃料費高騰などによって流通コストが増加し,販売する農水産物の利益率が低下している。また,形や大きさなどが規格外の農水産物は,品質に問題がなくても大都市圏へ流通できず,廃棄せざるを得ないので,農水産業者(以下,生産者という)にとって利益率低下の原因の一つになっている。この問題は昨今のSDGsへの関心の高まりからも無視できない状況である。D市の観光部や都市部の宿泊施設や飲食店など(以下,実需者という)に規格外の農水産物を流通できれば,利益率の改善や廃棄の抑制につながる可能性があるが,大都市圏との取引を優先してきたことからD市内の他地域との接点がなく,実現できていない。

(2) 観光部の課題
 外国人観光客や国内企業の社員旅行客などが減少傾向にある。一方,自然指向の高まりから,D市の自然観光資源に魅力を感じ,家族や友人などで訪れる少人数の旅行客は増加傾向にある。少人数の旅行客では,食事を重要視することが多く,D市産の農水産物を利用したメニューで特徴が出せれば,より多くの観光客を呼び込める可能性があるが,実現できていない。

 数年前から,遊休農地の増加の歯止めや空き家の活用を目的として,遊休農地を市民農園に整備した上での農業体験や,空き家を利用した宿泊体験などを提供している。大都市圏から来た観光客で,農水産業体験や宿泊体験をした人の中には,D市で農水産業に従事することに魅力を感じ,実際に市外から移住してきた人もいる。

 一方で,移住を考える人の中には,農水産業は熟練のノウハウを必要とするイメージをもち,移住をためらう人もいる。移住経験者との意見交換ができればそのような懸念が払拭され,移住につながる可能性もあるが,実現できていない。

(3) 都市部の課題
 市外の企業の従業員の中には,D市の自然観光資源や農水産物が気に入り,D市の都市部に移住し,市外の企業にリモートワークしたいといった声を聞くことがある。また,都市部にはリモートワーク拠点として利用できるコワーキングスペースがある。その近隣の飲食店にD市産の農水産物を利用した特徴あるメニューがあれば,是非利用したいとの声を聞くことがあるが,実現できていない。

〔スマートシティ構想〕

 調査結果を受けE社は,D市の強みを生かし弱みを補強することで,“人が安心して訪れ,暮らし,働くことができる市”を実現するスマートシティ構想を検討し,D市へ提言した。地域が一体となって,農水産業資源や自然観光資源を生かしたサービスを提供しD市の魅力を高めることで,人口の増加を図り,地方創生を目指す。

 E社は,スマートシティ構想の取組では,農水産業や観光といった様々な分野の環境変化に対応することや,継続的に各分野が協調する必要があると考えている。そのため,スマートシティ構想で活用するITは,変更や拡張が容易で,分野間のデータ連携が可能な仕組みとする必要があると考えた。

 また,住民や観光客にサービスを更に利用してもらうためには,利用者ごとのニーズにより合致したサービスを提供する必要があり,そのためには利用者の属性情報,利用履歴情報,位置情報など(以下,利用者情報という)を同意に基づいて取得し,利用することが適切であると考えている。

 そこで,E社は構想の実現に向けた第一歩として,E社が事務局となりD市の支援のもと住民や実需者,生産者,観光客を含めた実証実験(以下,PoCという)を行うための会議体(以下,PoC協議会という)を設置しアイディアを募集することとした。

〔PoC協議会の提言〕

 PoC協議会は,D市の状況とアイディア募集の結果から,スマートシティ構想ではITを活用し,各分野が協調して地産地消や魅力的な情報発信などを行うことで地方創生を推進するサービスが必要であるとD市に提言した。サービス実現に向けては,地域オペレーションシステムとして,スマートシティプラットフォームの整備が必要との認識で一致した。

 スマートシティプラットフォームの概念図は,図1のとおりである。スマートシティプラットフォームの上に地方創生を推進するサービスを提供するアプリケーションシステム(以下,アプリという)を実装する。

図1 スマートシティプラットフォーム概念図
図の説明テキスト

最上部に「アプリA」「アプリB」「アプリC」が並び、それぞれ下向き・上向きの矢印で下部にある「スマートシティプラットフォーム」の枠とつながっている。
「スマートシティプラットフォーム」の枠内は上から順に以下の3層で構成されている:

  1. APIゲートウェイ層
  2. 共通機能層(内部に「認証・ID管理」「API管理・開発基盤」「オプトイン管理」等のブロックを配置)
  3. 標準データ基盤層(内部に「データ管理」「データ連携」等のブロックを配置)

(1) APIゲートウェイ層
 APIゲートウェイ層は,APIをオープンAPIとして公開する機能を提供する。各APIは,アプリから受け取ったリクエストを適切な共通機能や標準データ基盤にルーティングする。これによってアプリは,共通機能や標準データ基盤の内部仕様を意識せずに構築できる。

(2) 共通機能層
 共通機能層は,認証やID管理,API管理や開発基盤,オプトイン管理など,アプリが共通で利用する各機能を共通機能として提供する。オプトイン管理は,利用者情報の取得・利用に係る同意を管理する機能である。

(3) 標準データ基盤層
 標準データ基盤層は,アプリで発生したデータの管理やアプリ間のデータ連携を行う機能を提供する。

〔PoCの実施〕

 PoC協議会は,募集したアイディアの中から,PoCによって実効性を評価する対象として次の三つのアプリを選定し,スマートシティ構想実現に向けた第一歩とすることとした。なお,募集したアイディアの中には,行政システムとのデータ連携によって地方創生を推進するものもあった。PoC協議会は,将来的には行政の動きも踏まえつつ,今回のPoCの結果も考慮した上で,具体的に行政システムとのデータ連携も検討し,D市に提言する必要があると考えている。

(1) コミュニティアプリ
 農村部,観光部,都市部の住民,観光客の間で意見交換や情報共有を行うアプリである。PoC実施に当たり,コミュニティアプリに意見の登録や交換をするスレッドを,PoCを実施するアプリごとに用意し,アプリの利用者間のコミュニケーションを活性化する。

(2) 地産地消コーディネートアプリ
 生産者と実需者をつなぎ,需要と供給をマッチングするアプリである。生産者は,自らの属性情報,農水産物の画像や特徴などを,実需者は,自らの属性情報,店舗の画像や特徴,料理に使う材料や必要量などを地産地消コーディネートアプリへ登録する。

 地産地消コーディネートアプリは,実需者のニーズ情報と,生産者が提供する農水産物の情報をマッチングし,候補となる生産者・実需者の組合せを選び出し,生産者・実需者それぞれへ通知する。実需者は,通知された情報の中で気に入った農水産物があれば地産地消コーディネートアプリ内で購入することができる。また,生産者も実需者に対し,追加の農水産物の提案ができる。

(3) レコメンドアプリ
 利用者情報や利用者の入力情報からAIが利用者の想定される利用目的を判断し,その目的に合った情報をレコメンドするアプリである。事業者が自身のサービスを登録する。大都市圏から来る観光客をメインに,広く市内外の利用者に使用してもらうことを想定している。

 観光目的の場合は,おすすめの観光スポットや宿泊施設,飲食店などへの最適なルートや平均的な所要時間などがレコメンドされる。利用者は気に入ればレコメンドアプリから宿泊施設や飲食店の予約ができる。

 農水産業体験やリモートワークなどの滞在目的の場合は,滞在可能な宿泊施設や体験可能な農水産業,コワーキングスペースなどがレコメンドされる。利用者は気に入れば,レコメンドアプリから予約をすることができる。

設問と解答・解説

設問1

〔スマートシティ構想〕について,E社がD市のスマートシティ構想を進める上で,生かそうとしたD市の強み,補強しようとしたD市の弱みは何か。それぞれ30字以内で答えよ。

(1)

生かそうとしたD市の強みについて答えよ。

模範解答

自然観光資源や高品質な農水産物があること

採点基準(配点 6点)

知識・理解度(内容)(4点)

  • 4: 事業環境分析に基づき、D市の強みとして自然観光資源や高品質な農水産物を正確に抽出できている。
  • 2: 強みの一部のみを挙げているか、やや具体性を欠く表現となっている。
  • 0: 該当する強みを抽出できておらず不適切である。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 意味が通る自然な文章で構成されている。
  • 1: 文末表現などにやや不自然さが見られる。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は 自然観光資源や高品質な農水産物があること です。

解答の根拠

ITストラテジストとして事業環境を分析する上で、対象地域のポテンシャルを正しく把握することが重要です。D市のスマートシティ構想において、地域固有の資産を活かす基本戦略が問われています。

高得点のポイント

  • D市の有する具体的な資産として「自然観光資源」と「高品質な農水産物」の両方を明記していること

  • 30字以内の指定に従い、簡潔かつ論理的にまとめられていること

(2)

補強しようとしたD市の弱みについて答えよ。

模範解答

農村部・観光部・都市部が協調できていないこと

採点基準(配点 6点)

知識・理解度(内容)(4点)

  • 4: 局所的な課題ではなく、D市全体としての弱みである各部門の協調不足を的確に抽出できている。
  • 2: 特定の地域に特化した課題を解答してしまっているか、協調不足の表現が不明確である。
  • 0: 弱みを適切に抽出できていない。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 意味が通る自然な文章で構成されている。
  • 1: 文末表現などにやや不自然さが見られる。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は 農村部・観光部・都市部が協調できていないこと です。

解答の根拠

空き家問題や農水産物の利益率の低下といった個別の課題ではなく、スマートシティ構想という枠組みでD市全体を俯瞰した際の構造的な弱みを指摘する必要があります。

高得点のポイント

  • 特定の地域に特化した課題ではなく、D市全体としての弱みに着目していること

  • 各部門間(農村部・観光部・都市部)の連携や協調が不足している状態を正確に表現できていること

設問1の補強しようとした弱みは,正答率がやや低く,“空き家問題”や“農水産物の利益率の低下”といった解答が散見された。これは,特定の地域に特化した課題であり,D市全体で補強しようとした弱みではないことを理解してほしい。

設問2

〔PoC協議会の提言〕について答えよ。

(1)

スマートシティプラットフォームを整備する狙いは何か。一つ目を25字以内で答えよ。

模範解答

変更や拡張を容易にすること

採点基準(配点 6点)

知識・理解度(内容)(4点)

  • 4: 最終的な市の構想ではなく、IT基盤を整備する直接的な狙いであるシステムの変更や拡張の容易性を適切に解答している。
  • 2: 上位の目的を解答してしまっているか、システムの柔軟性に関する言及が不十分である。
  • 0: 整備の狙いを捉えられていない。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 簡潔に狙いを表現できている。
  • 1: 文末表現などにやや不自然さがある。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は 変更や拡張を容易にすること です。

解答の根拠

ITプラットフォームを整備する上で、アーキテクチャ上の直接的なメリットや狙いを問う設問です。最終的な理念ではなく、IT基盤としての特性を解答する必要があります。

高得点のポイント

  • 「人が安心して訪れる市の実現」といった最終目標ではなく、IT整備の直接的な技術的狙いを捉えていること

  • プラットフォームの柔軟性(変更や拡張の容易さ)に正しく言及していること

(2)

スマートシティプラットフォームを整備する狙いは何か。二つ目を25字以内で答えよ。

模範解答

分野間のデータ連携を可能にすること

採点基準(配点 6点)

知識・理解度(内容)(4点)

  • 4: IT基盤を整備するもう一つの直接的な狙いとして、分野間のデータ連携を可能にすることを適切に解答している。
  • 2: IT基盤整備の狙いとしてやや具体性を欠くか、上位の目的を記述している。
  • 0: 整備の狙いを捉えられていない。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 簡潔に狙いを表現できている。
  • 1: 文末表現などにやや不自然さがある。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は 分野間のデータ連携を可能にすること です。

解答の根拠

前問と同様に、スマートシティプラットフォームを構築することによって得られるIT機能面の利点を答える設問です。部門間のサイロ化を防ぐためのデータ連携がポイントになります。

高得点のポイント

  • 単なる情報の集約ではなく、プラットフォームを通じた「分野間のデータ連携」というIT面での狙いを明示していること

(3)

共通機能層にオプトイン管理機能を実装し利用者情報を取得,利用するのはどのような目的か。35字以内で答えよ。

模範解答

利用者ごとのニーズにより合致したサービスを提供するため

採点基準(配点 6点)

知識・理解度(内容)(4点)

  • 4: オプトイン管理機能によって得た情報を活用し、利用者ごとのニーズにより合致したサービスを提供することを明確に記載している。
  • 2: 情報の取得目的が抽象的であるか、サービスの最適化に言及しきれていない。
  • 0: 目的に該当しない解答となっている。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 目的を示す適切な文末表現となっている。
  • 1: 文末表現などにやや不自然さがある。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は 利用者ごとのニーズにより合致したサービスを提供するため です。

解答の根拠

利用者情報をオプトインで取得することの真の目的は、単なるデータ収集ではなく、それを用いたサービスのパーソナライズによる付加価値の提供です。

高得点のポイント

  • 情報の取得それ自体を目的とせず、取得した情報を活用してサービスを最適化する(ニーズに合致させる)目的に言及していること

設問2(1)は,正答率がやや低く“人が安心して訪れ,暮らし,働くことができる市の実現”といった解答が見受けられた。スマートシティプラットフォームといった,ITを整備することによる狙いが何であるかを読み取り解答してほしい。

設問3

〔PoCの実施〕について答えよ。

(1)

コミュニティアプリのレコメンドアプリ用のスレッドにおいて,滞在目的の利用者に対してどのような意見交換を促進するとD市の人口増加に寄与する可能性があるか。25字以内で答えよ。

模範解答

移住を考える人と移住経験者との意見交換

採点基準(配点 5点)

知識・理解度(内容)(3点)

  • 3: コミュニティアプリの役割を踏まえ、移住を考える人と移住経験者との意見交換を的確に導出できている。
  • 1: 対象者の一方しか言及していないなど、意見交換の主体が不明確である。
  • 0: D市の人口増加に寄与する意見交換の形を捉えられていない。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 指定字数内で意味が通る自然な文章で構成されている。
  • 1: 表現にやや不自然さが見られる。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は 移住を考える人と移住経験者との意見交換 です。

解答の根拠

社会課題の解決に向けて、地域が一体となって行う施策の実効性が問われています。人口増加を促すためには、滞在目的の利用者と実際に移住を経験した者との具体的な交流が不可欠です。

高得点のポイント

  • 意見交換の主体として「移住を考える人」と「移住経験者」の双方を漏れなく挙げていること

  • コミュニティアプリの役割を踏まえた具体的な交流内容になっていること

(2)

PoCの実効性を評価する指標のうち,地産地消コーディネートアプリに関する指標を15字以内で答えよ。

模範解答

アプリを利用して購入した件数

採点基準(配点 5点)

知識・理解度(内容)(3点)

  • 3: 地産地消コーディネートアプリの実効性を評価する指標として、購入件数といった具体的な成果を導出できている。
  • 1: アプリの利用などに留まり、購入という最終的な成果に結びついていない指標となっている。
  • 0: 指標として不適切である。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 指標として適切な名詞句で表現できている。
  • 1: 指標としての表現にやや不自然さがある。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は アプリを利用して購入した件数 です。

解答の根拠

PoC(概念実証)において、実効性を適切に測定するKPI(重要業績評価指標)を策定する能力が求められます。地産地消コーディネートアプリの最終的な目的である「購買行動」の測定が必要です。

高得点のポイント

  • 単なるアプリの起動や利用回数に留まらず、「購入」という具体的な成果を指標として明示していること

(3)

PoCの実効性を評価する指標のうち,レコメンドアプリに関する指標を15字以内で答えよ。

模範解答

アプリを利用して予約した件数

採点基準(配点 5点)

知識・理解度(内容)(3点)

  • 3: レコメンドアプリの実効性を評価する指標として、予約件数といった具体的な行動を導出できている。
  • 1: 予約という行動に結びつかない間接的な指標となっている。
  • 0: 指標として不適切である。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 指標として適切な名詞句で表現できている。
  • 1: 指標としての表現にやや不自然さがある。
  • 0: 文章として成立していない。

解説

正解は アプリを利用して予約した件数 です。

解答の根拠

レコメンドアプリの目的は、観光客や利用者に地域のサービスを提案し、実際の行動を促すことです。その効果を測るためには「予約」というアクションに注目する必要があります。

高得点のポイント

  • レコメンドアプリの目的に沿い、「予約」という具体的な行動・成果を指標としていること

(4)

PoCの実効性を評価する指標のうち,スマートシティ構想に関する指標を10字以内で答えよ。

模範解答

アプリ利用者数

採点基準(配点 5点)

知識・理解度(内容)(3点)

  • 3: スマートシティ構想全体の実効性を評価する指標として、アプリ利用者数を的確に導出できている。
  • 1: 全体の定着度合いを評価するにはやや局所的、あるいは間接的な指標となっている。
  • 0: 指標として不適切である。

論理性(構造)(2点)

  • 2: 指標として適切な表現となっている。
  • 1: 指標としての表現にやや不自然さがある。
  • 0: 単語として成立していない。

解説

正解は アプリ利用者数 です。

解答の根拠

個別のアプリ機能の成果ではなく、スマートシティ構想全体の波及効果や定着度合いを測るためには、プラットフォーム全体の広がりを示す指標が必要です。

高得点のポイント

  • スマートシティ構想全体の実効性を測るため、より広範な「アプリ利用者数」を指標としていること