平成29年度 管理業務主任者試験 問21
建物・設備の維持保全換気・遮音・断熱
音に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
解答・解説
正解: 2. 加齢性難聴は、低い周波数から始まり、次第に高い周波数でもみられるようになる。
正解は 2 です。
加齢性難聴(老人性難聴)は、加齢に伴って内耳の感覚細胞(有毛細胞)などが障害されることで生じる感音性難聴です。一般に高い周波数(高音域)から聴力の低下が始まり、加齢が進行するにつれて次第に中音域や低い周波数(低音域)へと広がっていくという特徴があります。選択肢2は、聴力低下が始まる周波数の順序が逆になっているため不適切です。
各選択肢の解説
- 1:適切
人間の耳が音として聴き取ることのできる周波数帯(可聴域)は、個人差や年齢差はあるものの、一般に約 から () の範囲です。 - 2:不適切
加齢性難聴は、高い周波数から聴き取りにくくなり、次第に低い周波数でもみられるようになります。「低い周波数から始まり、次第に高い周波数でもみられるようになる」という記述は誤りです。 - 3:適切
人間が聴き取ることのできる最小の音圧(最小可聴値)は、周波数によって大きく変化します。人間の耳は 〜 付近の音に対して最も感度が高く(小さな音圧でも聴き取れる)、それより低い周波数や高い周波数になるにつれて感度が低下し、より大きな音圧でないと聴き取れなくなります(等ラウドネス曲線)。 - 4:適切
固体伝搬音とは、床への衝撃や設備機器の振動などが建物の躯体(コンクリートや鉄骨などの構造体)を固体振動として伝わり、離れた居室の壁面や天井面などを振動させて空気中に放射される音のことです。