令和元年度 管理業務主任者試験問題 問44
各種の法令に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説
正解: 1. 「個人情報の保護に関する法律」によれば、個人情報取扱事業者であるマンション管理業者が、管理費を滞納している組合員の氏名及び滞納額が記載されたリストを、その管理事務を受託する管理組合に提出するときは、当該組合員の同意を得なければならない。
正解は 1 です。
本問は、個人情報保護法、身体障害者補助犬法、消防法、バリアフリー法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)に関する知識を問う問題です。誤っている記述は選択肢1です。
各選択肢の解説
1:誤り
「個人情報の保護に関する法律」(第23条)によれば、個人情報取扱事業者は、原則としてあらかじめ本人の同意を得ないで個人データを第三者に提供してはなりません。しかし、利用目的の達成に必要な範囲内において個人データの取扱いの全部又は一部を委託することに伴って当該個人データが提供される場合において、委託先(マンション管理業者)が委託元(管理組合)に対して業務遂行の一環として滞納者リストを提出する行為は、「第三者への提供」には該当しません。したがって、当該組合員本人の同意を得る必要はありません。2:正しい
「身体障害者補助犬法」(第12条第1項)によれば、身体障害者補助犬を同伴して同法の定める施設等(住宅を除く。)を利用又は使用する身体障害者は、その身体障害者補助犬に、その者のために訓練された身体障害者補助犬である旨を明らかにするための表示をしなければなりません。3:正しい
「消防法」(第8条第1項・第2項)によれば、共同住宅等の一定の防火対象物の管理について権原を有する者は、政令で定める資格を有する者のうちから防火管理者を定め、これを定めたときは、遅滞なくその旨を所轄消防長又は消防署長に届け出なければなりません。4:正しい
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(第7条)によれば、国民の責務として、国民は、高齢者、障害者等の自立した日常生活及び社会生活を確保することの重要性について理解を深めるとともに、これらの者の円滑な移動及び施設の利用を確保するために必要な協力をするよう努めなければなりません。