IPA データマネジメント — 頻出論点と過去問

頻出論点

1. この分野は何か

同じ会社の中でデータの名前や意味がばらばらにならないよう、誰が定義を決め、どう記録し、どこから来たかをたどれるようにするかを扱う分野です。データの中身そのものより、データを扱うときの決まりごとと役割の分け方が論点になります。

2. 実際の出題のされ方

顧客ごとに複数の口座を取りまとめる手続を、名前で答えさせる問題があります。ITパスポートで出た問題です。

命名規約の問題は、項目名の付け方の約束が二つ示され、それだけでは防げない事象を選ぶ形で、応用情報技術者の午前の出題です。データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を分けて置いたときのDAの役割を問う問題も、ITサービスマネージャの午前IIの出題に含まれます。

データウェアハウスのメタデータのうち、データリネージに当たる説明を選ぶ問題は、データベーススペシャリストの午前IIに出ています。

3. 学習のポイント

データ項目の定義では、名前、データ型、取り得る値の範囲を、それぞれ別の決まりで管理します。名前の付け方の約束だけでは、値の範囲までは揃いません。

また、データに関する付帯情報である メタデータ のうち、データリネージ は、あるデータがどのシステムから来て、途中でどう手を加えられたかの道筋を記録したメタデータです。元のデータに問題が起きたとき、どこまで影響が及ぶかをこの道筋からたどれます。

4. 間違えやすいところ

複数の口座情報を氏名や住所などを手掛かりに顧客単位で取りまとめる手続を問う問題で、「アカウントアグリゲーション」とする誤答肢がありました。アカウントアグリゲーションは、利用者が持つ複数の金融機関の口座情報を一つの画面に集めて見せるサービスで、組織の中のデータを統合する手続ではありません。

DAの役割として、業務データの量の伸びを見てディスク装置の増設を計画し実施することを挙げた誤答肢がありました。装置の増設は、データベースを動かす環境を受け持つDBAの側の仕事です。

データマネジメントの理解度チェック

データマネジメントの過去問一覧

データマネジメントの用語

テクノロジのほかの分野

基礎理論70問 アルゴリズム97問 ハードウェア184問 システム構成154問 OS・ソフトウェア106問 データベース257問 ネットワーク405問 セキュリティ技術562問 セキュリティ管理165問 システム開発技術253問 開発プロセス126問 組込み・IoT146問 AI・データ活用118問 クラウド・仮想化66問 インタフェース・メディア65問